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軽井沢新聞 ニュース

9月のシルバーウィーク5連休、

近年稀にみる人出

9月のシルバーウィーク5連休、近年稀にみる人出 9月20日昼過ぎの旧軽井沢銀座。大勢の観光客で賑わった。
 好天に恵まれ大勢の観光客で賑わいを見せた9月のシルバーウィーク(9/19~23)の各所の様子を取材した。
 日ごとの訪問者数をカウントしている軽井沢駅観光案内所では9月20日、集計開始以来初めて2000人を突破。「夏の多い時期でも1300~1600人なので、今までに無い多さでした」。
 軽井沢プリンスショッピングプラザを運営する西武プロパティーズによると、20~22日の1日あたりの売上が3日間続いて4億円を超えた。飛び石連休だった前年と比べ91・2%増。5日間のレジ客数は約36万3000人で前年比77・7%増だった。
 軽井沢駅北口には連日、タクシーを待つ人の行列ができた。22日昼、並んでいた女性観光客は「50分待っているけどタクシーが来ない。レストランの予約の時間に間に合わない」と軽井沢新聞社へ電話してきた。松葉タクシー配車センターの受付担当者は、「近年の夏のトップシーズンと比べても、道路の混雑ぶりが半端じゃなかった」と振り返る。20日から22日、日中は4人で配車依頼の電話対応にあたったが、時間帯によっては7回線ある電話が鳴り止まず、出られないことが何度もあった。「昨今はカーナビがあるので、裏道もつまっている。空車になっても駅に戻ることができず、本当に手を焼きました」。
 峠町では、峠水道組合が独自で管理する送水管が漏水し9月18日から25日まで、加盟7軒で水が使えなかった。力餅や蕎麦を提供する見晴亭は毎朝200㍑の水を中軽井沢の自宅から運んで対応し、いつもと変わらず営業。「さすがにトイレだけは見晴台の公共トイレを案内しました」と店長の曽根裕厚さんは話した。

軽井沢別荘団体連合会から町長へ

三つの問題で要望書を提出

軽井沢別荘団体連合会から町長へ三つの問題で要望書を提出
 別荘団体や個人の別荘所有者個人で構成する軽井沢別荘団体連合会は、9月9日、藤巻進軽井沢町長へ別荘地の環境に関する要望書を提出した。
軽井沢町が定めた太陽光発電施設の設置基準は「保養地(別荘地)には設置できない」となっているが、「特定道路から望見できない場合を除く」と書かれている。「別荘地はほとんどが特定道路(国道やバイパス)から見えない場所にあるため、この基準では別荘地に設置が可能となり、本来の保養の目的とはかけ離れた地域になる」として、同会は「特定道路から望見できない場合を除く」という一文をはずすことを要望した。
 また、軽井沢自然保護審議会の委員について「別荘住民は1名しかいない。別荘地にからんだ問題が起きている中で、別荘住民の声が反映されにくい。税金を払い軽井沢町を支えてきた別荘住民の声も取り入れてほしい」と要望した。
 3つ目に「伐採率」の制定を提案した。「美しい自然は軽井沢の財産。ここ何年か、皆伐される場所が目立つ。軽井沢の宝を失わないためにも、これ以上は切ってはいけないという伐採率を決めること」を要望した。

国内各地で大きな反対の波。軽井沢での動きは?

安保法案に反対の集会、デモ。議会は「廃案」の意見書を可決

安保法案に反対の集会、デモ。議会は「廃案」の意見書を可決 事務局の予想を上回る数の町民がデモに参加した。 安保法案に反対の集会、デモ。議会は「廃案」の意見書を可決 町役場駐車場に集まった安保法案に反対する人々。 安保法案に反対の集会、デモ。議会は「廃案」の意見書を可決 プラカードを自転車につけ、旧軽井沢銀座を走った軽井沢アクション。 安保法案に反対の集会、デモ。議会は「廃案」の意見書を可決 主婦が中心となって行動。
 集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案をめぐり、8月下旬~9月中旬、日本各地で抗議の声が大きくあがった。夏の繁忙期でもあったこの時期に軽井沢の動きはどうだったのだろうか。

町役場前に約140人が集結
 女優・高田敏江さんやシナリオライター・佐伯俊道さんはじめ元軽井沢町長・佐藤雅義さんら町内多くの人が賛同人となった「安保法案反対!軽井沢アクション」が9月5日、軽井沢町役場前で開かれ、町民ら約140名が集まった。佐藤雅義さんは「憲法9条のおかげで、日本は戦争をせずやってこられた。廃案に向け力を合わせよう」と呼びかけた。集まった人々は「9条壊すな」のプラカードを手に中軽井沢駅前周辺をパレードした。「忙しい時期にこれだけの人が集まったのは想定外。町全体の規模でデモを行うのは、おそらく米軍演習地反対デモ以来」と事務局。
安保法案に反対の集会、デモ。議会は「廃案」の意見書を可決
事務局の予想を上回る数の町民がデモに参加した。

軽井沢町議会、安保法案の廃案求める意見書を可決
 軽井沢町議会は9月16日の定例会9月会議で、「安全保障関連法案の廃案を求める意見書」を賛成13人、反対2人の賛成多数で可決した。町議会は6月に「安全保障関連法案の慎重審議を求める意見書」を全会一致で可決していた。
 今回の意見書では、安全保障関連法案が成立しそうな状況に対し、「『今国会での成立を急ぐことなく慎重な審議を求めた』軽井沢町議会の意見とは相容れない暴挙で、決して看過できることではない」と批判。16日付けで内閣総理大臣、衆参両議長の三者に提出した。
 採決の直前に行われた討論で、意見書に反対する議員は「憲法9条から逸脱したものではなく、日本の平和を守るのに必要な法案」。賛成する議員は「町議会の意見書を真っ向から否定するもの。到底容認できるものではない」と意見を述べた。土屋浄議員は「公明党の二人を除いた全ての議員が賛成するとは、意見書を提出した自分が一番驚いた」と語った。
安保法案に反対の集会、デモ。議会は「廃案」の意見書を可決
町役場駐車場に集まった安保法案に反対する人々。

軽井沢らしくサイクリングでアピール
「軽井沢アクション」は9月19日、2回目となる集会を軽井沢町役場前で行い、町民ら約100名が集まった。スピーチに駆けつけた寺島義幸元衆議院議員は今月17日に参議院の特別委員会で安全保障関連法案が可決されたことについて、「許容できない暴挙だ」とし、「廃案・政権打倒に向け、今日からがスタート」だと述べた。参加者は中軽井沢駅周辺の約1.6キロを行進。その後参加者の一部は観光客で賑わう軽井沢本通りや軽井沢銀座を自転車で走り、平和を訴えるアピールを行った。
安保法案に反対の集会、デモ。議会は「廃案」の意見書を可決
プラカードを自転車につけ、旧軽井沢銀座を走った軽井沢アクション。

レッドアクションは毎週金曜日に継続
 女性が行う「軽井沢レッドアクション」は7月から毎週金曜日、軽井沢町役場正面の国道沿いに立った。「安倍さんはレッドカードなので」と赤い服やスカーフを身に着け、「戦争する国反対」とプラカードを持ってアピール。安保法案から安保法に変わっても廃案になるまで続けると、この日も雨の中を立ち続けた。
安保法案に反対の集会、デモ。議会は「廃案」の意見書を可決
主婦が中心となって行動。

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