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マスコミ報道大きいが、日常生活は平穏で変化なし

浅間山、だいじょうぶ?

浅間山、だいじょうぶ?
  浅間山は6月16日と19日の2回にわたり、ごく小規模な噴火をした。噴火は2009年5月27日以来、約6年ぶり。浅間山火山防災連絡事務所は16日17時に会見を開き、大塚仁大所長は「浅間山の北側約4kmの地点で微量の降灰を確認したことから、9時半頃にごく小規模な噴火があったと判断した」と発表した。
 16日は、雲で視界が悪かったこともあり、山頂火口から約4kmの距離にある長野原町の浅間火山博物館のスタッフの一人は「音も振動もなく噴火に気付かなかった」と話した。軽井沢町内での降灰は確認されていない。
 浅間山は4月下旬から火山性地震が増え、6月11日に二酸化硫黄の一日の放出量が1700トンと増加。気象庁が11日、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げていた。
 24日に実施した上空からの観測では山頂火口から白色噴煙と火山ガスの噴出が見られたが、火口内の地形に大きな変化は見られなかった。7月5日の気象庁発表では、火口線上に一時500mの白色噴煙を観測。5日現在、噴火警戒レベルは2、火口周辺規制は継続となっている。今後も火口周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があるため、火口から2キロの範囲は立ち入らないよう呼びかけている。
 箱根山など火山の動きが心配される中、浅間山の噴火もマスコミに大きく取り上げられている。軽井沢での風評被害はどうなのだろうか。「夏の貸別荘の話を進めていたが、噴火になったとたん蓼科に変わった」という不動産業者、「ディナーの予約がキャンセルになった」とレストランのシェフ。「イベントに参加の予定だが安全か」という問い合わせが軽井沢新聞社にもあった。軽井沢観光協会では小規模噴火ということもあり、全体的に影響は少ないとみている。

選定理由には北陸新幹線開業が影響

交通大臣会合の開催地に

  来年の伊勢志摩サミットに合わせて開催する全10の関係閣僚会合のうち、交通大臣会合を軽井沢町で行うことが7月3日、政府より発表された。
 菅義偉内閣官房長官は記者会見で、軽井沢町の選定理由について「本年の北陸新幹線開業で交通の利便性が向上する。地方創成の観点からもまさに交通大臣会合の開催地に相応しい。国際的な避暑地としても知られている」(首相官邸HP)と話した。
 政府の発表を受け、藤巻進軽井沢町長は「国、県、関係機関と調整をしながら、軽井沢のみならず長野県全体の魅力をアピールできるよう官民挙げて取り組んでいきたい」とコメントを寄せた。日程など具体的なことは決まっていない。
 そのほかの各閣僚会議の開催地は次の通り。外務大臣会合(広島市)、財務大臣会合・中央銀行総裁会議(仙台市)科学技術大臣会合(つくば市)、情報通信関係大臣会合(高松市)、教育大臣会合(倉敷市)、保健大臣会合(神戸市)、農業大臣会合(新潟市)、エネルギー大臣会合(北九州市)、環境大臣会合(富山市)。

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