採取量300m³以下、井戸設置は許可制に
軽井沢町地下水保全条例を制定
地下水を「公の水」と定め、保全するのを目的に「軽井沢町地下水保全条例」が、町議会12月会議で可決された。
条例では、一日当たりの地下水の採取量を300m³以下とし、井戸設置には許可を受ける必要があることを定めた。一日の採取量が10m³未満の井戸や農業用井戸などの設置は、許可はいらないが届け出が必要になる。無許可の井戸設置、立ち入り調査拒否には罰金30万円、町長の勧告や命令違反には罰金50万円を科す。
さらに、議会側より提出のあった修正案が可決され、町長が地下水採取停止を命令できる内容も盛り込んだ。6月1日より施行される。
水資源の保全については2010年に、北海道を始め全国各地で外国資本による森林買収が確認されたことで、気運が高まった。林野庁が2012年5月に公表した「外国資本による森林買収に関する調査(06年~11年分)」によると、7道県で計60件、約786haの山林が買収されていて、軽井沢町の1件(3ha)も含まれている。
2011年12月には、軽井沢町を含む佐久地域の12市町村と2水道企業団で「地下水等水資源保全のための共同声明」を調印。声明には「地下水を地域共有の財産とし、市町村全体で保全に努める」「外国資本などによる森林買収の情報を共有する」などの内容が盛り込まれ、調印後は、各市町村で地下水保全に関する条例の制定や改正が進んでいた。
条例では、一日当たりの地下水の採取量を300m³以下とし、井戸設置には許可を受ける必要があることを定めた。一日の採取量が10m³未満の井戸や農業用井戸などの設置は、許可はいらないが届け出が必要になる。無許可の井戸設置、立ち入り調査拒否には罰金30万円、町長の勧告や命令違反には罰金50万円を科す。
さらに、議会側より提出のあった修正案が可決され、町長が地下水採取停止を命令できる内容も盛り込んだ。6月1日より施行される。
水資源の保全については2010年に、北海道を始め全国各地で外国資本による森林買収が確認されたことで、気運が高まった。林野庁が2012年5月に公表した「外国資本による森林買収に関する調査(06年~11年分)」によると、7道県で計60件、約786haの山林が買収されていて、軽井沢町の1件(3ha)も含まれている。
2011年12月には、軽井沢町を含む佐久地域の12市町村と2水道企業団で「地下水等水資源保全のための共同声明」を調印。声明には「地下水を地域共有の財産とし、市町村全体で保全に努める」「外国資本などによる森林買収の情報を共有する」などの内容が盛り込まれ、調印後は、各市町村で地下水保全に関する条例の制定や改正が進んでいた。
チャレンジショップは応募23件
くつかけテラス、準備着々
チャレンジショップの説明会と
現地視察には50人が参加した。
中軽井沢駅併設の地域交流施設「くつかけテラス」が、4月1日オープンに向け、着々と準備が進んでいる。施設内に新しくできる中軽井沢図書館は、1月の初旬に、現館の図書館より約7万冊の蔵書を搬入。2月中旬までに、本を棚へ収める作業を終え、データと本を照合する蔵書点検に入る。
現在の図書館は、地域の資料や専門辞書などを所蔵する、離山図書館の名称で4月2日より開館。1月1日付で、中軽井沢と離山、2館の町立図書館の館長に就任した、元NHKアナウンサーで、軽井沢朗読館館長の青木裕子さんは「駅という立地を生かしながら、地元の人が積極的に利用したくなる図書館にしていけたら」と話していた。
施設1階東側に設けた新規事業の出店を促すチャレンジショップ(5区画)は、23件の応募があった。町や中軽井沢活性化委員会、軽井沢商工会などによる書類とプレゼンテーションの審査を経て、2月中旬までに選考する。
現在の図書館は、地域の資料や専門辞書などを所蔵する、離山図書館の名称で4月2日より開館。1月1日付で、中軽井沢と離山、2館の町立図書館の館長に就任した、元NHKアナウンサーで、軽井沢朗読館館長の青木裕子さんは「駅という立地を生かしながら、地元の人が積極的に利用したくなる図書館にしていけたら」と話していた。
施設1階東側に設けた新規事業の出店を促すチャレンジショップ(5区画)は、23件の応募があった。町や中軽井沢活性化委員会、軽井沢商工会などによる書類とプレゼンテーションの審査を経て、2月中旬までに選考する。
浜田シェフ、フランス料理のオリンピックで
日本人初のメダルを獲得
浜田統之さん(左)とポール・ボキューズ氏(右)
食材を手に取る浜田シェフ(右)
肉料理
魚料理では得点1位
ホテルブレストンコートの総料理長・浜田統之さんが、1月29日・30日にフランスで行われた第14回「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」に出場し、日本人として史上初の第3位になった。同コンクールは最高峰の「料理のワールドカップ」と呼ばれ、世界各地の予選を勝ち抜いた24ヵ国の代表が出場していた。
その場で食材を選び、レシピを考える
「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」は、1987年にフレンチの重鎮ポール・ボキューズによって創設された料理界で最も権威あるコンクール。世界60カ国から国内予選・大陸予選を経て選ばれた24人が参加し、1月29~30日、フランス・リヨンでフランス本大会が開催された。
リヨンのユーレクスポ会場に集まった観衆の前で、シェフたちは決められたテーマ食材を使い、5時間35分以内に14人分の肉料理・魚料理を作り上げる。今回のテーマはアイルランド産牛肉とヒラメ、オマール。さらに新ルールとして自国らしさを出す食材やメニュー、また大会前日に用意されたマーケットから食材を選びその場でレシピを考える点が加えられた。
審査員も驚く 「ニッポン・フレンチ」
浜田さんは日本からレンコンや大根、ノリなどを用意し、マーケットではリンゴやセロリを選び、日本人の感性を生かした「ニッポン・フレンチ」を完成させた。弁当を思わせる木箱に入れた魚料理は、皿の下に入れた発火装置から柚子香の湯気が立つ仕組みになっている。温かさを保ち、日本の香りを伝える工夫に、各国から選ばれた審査員たちも興味津々な様子だった。調理審査を務めたシェフの一人は「年々レベルは上がっている。日本の料理は洗練されていて素晴らしかった」と評した。授賞式後、浜田さんは「率直に嬉しい。これに甘んじることなく、これからも上を目指していきたい」と力強く語った。
3/1(金)から「ブレストンコート ユカワタン」では、この大会の料理を用意した「ボキューズ・ドール 銅メダル受賞記念フェア」を開催。
その場で食材を選び、レシピを考える
「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」は、1987年にフレンチの重鎮ポール・ボキューズによって創設された料理界で最も権威あるコンクール。世界60カ国から国内予選・大陸予選を経て選ばれた24人が参加し、1月29~30日、フランス・リヨンでフランス本大会が開催された。
リヨンのユーレクスポ会場に集まった観衆の前で、シェフたちは決められたテーマ食材を使い、5時間35分以内に14人分の肉料理・魚料理を作り上げる。今回のテーマはアイルランド産牛肉とヒラメ、オマール。さらに新ルールとして自国らしさを出す食材やメニュー、また大会前日に用意されたマーケットから食材を選びその場でレシピを考える点が加えられた。
審査員も驚く 「ニッポン・フレンチ」
浜田さんは日本からレンコンや大根、ノリなどを用意し、マーケットではリンゴやセロリを選び、日本人の感性を生かした「ニッポン・フレンチ」を完成させた。弁当を思わせる木箱に入れた魚料理は、皿の下に入れた発火装置から柚子香の湯気が立つ仕組みになっている。温かさを保ち、日本の香りを伝える工夫に、各国から選ばれた審査員たちも興味津々な様子だった。調理審査を務めたシェフの一人は「年々レベルは上がっている。日本の料理は洗練されていて素晴らしかった」と評した。授賞式後、浜田さんは「率直に嬉しい。これに甘んじることなく、これからも上を目指していきたい」と力強く語った。
3/1(金)から「ブレストンコート ユカワタン」では、この大会の料理を用意した「ボキューズ・ドール 銅メダル受賞記念フェア」を開催。
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