10回目の「新そばまつり」に観光客ら行列
軽井沢そばの会(会員25人)は11月3日、軽井沢町役場駐車場で「新そばまつり」を開いた。2006年より毎年開いて10回目。軽井沢町大日向で採れたそばで打ったもりそば、かき揚げそば500食を販売し、観光客らが行列を作った。夫婦で訪れた東御市の小林傳(つたえ)さんは「そばの味がしっかりして、風味があってとても美味しい」ともりそばを味わった。会長の内藤功次朗さんは「これまで雨が降って成績の悪い日もあったけど、会のメンバーと毎年楽しみにして来てくれるお客さんのおかげで続けてこられた。元気な限り続けて行く」と話した。
旧軽井沢銀座のトイレ不足解消へ、
来年度、公衆トイレ新設
トイレの建設が予定される軽井沢町振興公社が管理する駐車場。
軽井沢町が来年度、軽井沢郵便局の裏手、軽井沢町振興公社が管理する駐車場の一画(道路に面した南側の約110㎡)に公衆トイレを建設することが決まった。町はトイレの設計委託費として、300万円の予算を計上。複数の受託希望者に設計案を提出してもらい、その中から選定する予定だ。来年5月の着工、11月の竣工を目指す。
今年8月には、旧軽井沢区長と軽井沢町商工会軽井沢支部長、軽井沢銀座商店会長の3者で、藤巻進町長にトイレ設置を求める要望書を提出していた。
トイレ設置を巡っては2006年、旧軽井沢ロータリーに観光案内所と交番を備えた公衆トイレを新設する計画があったが、「旧軽井沢の玄関口にふさわしくない」「景観を損ねる」「道路を横断する人が増えて危険」など、住民の反対もあり取り止めになった経緯がある。
長年の懸案だったトイレの設置が決まり、軽井沢銀座商店会長の吉田博さんは「お客さんにとっても、利用しやすい場所に決まり良かった」と話していた。
一世を風靡した
『輕井澤町大繒圖』を復元
旧軽井沢を中心に店舗が細かく描かれている。
昭和45~55年の間、旧軽井沢銀座にあった輕井澤新聞社(浜本幸之氏主宰)が発行し、話題となった『輕井澤町大繒圖』を丸山繁雄さんが復元した。昭和47年から53年の夏、旧軽井沢で働いたことのある丸山さんは、知人の店にあった昔の大絵図を見て懐かしさのあまり復元を思い立ち、B全版を印刷できる印刷屋を探し10枚だけ復元した。当時を知っている別荘客が見て「こんな店があったね」と嬉しそうに懐かしむという。希望者には実費3000円で譲ってくれる(残りは5枚のみ)。サイズ左右79㎝×天地109㎝。問い合わせTEL0267-42-0746
貴族の気分で公道を走る
ポニー馬車、運行開始
馬車に乗る波多野さん。フォトウェディングや、
馬力を使って材木を引き出す馬搬や
田畑を耕す馬耕などにも応じる。
TEL090-4715-5904(おはぎ企画)
土屋乗馬クラブとおはぎ企画が共同で、今秋よりポニー馬車の運行を始めた。ポニーは7歳のメスで名前は「おはぎ」。障害馬術でインターハイ出場の経歴もあるおはぎ企画の波多野幾也さんが御者を務める。
車部分は、フランスやイギリスで高貴な女性が私的外出に使った「ヴィクトリア」という馬車に倣い、自転車や車椅子の部品などを組み合わせ、3年がかりで波多野さんが製作。開閉式の幌や夜間走行用に、前照灯と反射器も設置した。3人乗りで、時速は3.5~4kmと人の歩くスピードとほぼ同じ。中軽井沢駅から星野温泉トンボの湯入口までは約30分で走るという。
利用料金は10分2000円~。中軽井沢駅が基本発着地だが、町内他地区や町外の出張も応じる(輸送費別途)。波多野さんは「歩くのと同じスピードで景色が動いて行く。そのゆったりした時間感覚を楽しんでほしい」と話している。
週一度だけオープン、
「金曜日の本屋」がスタート
週に一度だけ営業する「金曜日の本屋」が10月23日、軽井沢新聞社の社屋一角でオープンした。町内の書店が今年の夏に閉店したことを受けて、軽井沢ゆかりの書籍を紹介することを目的に開店。町内在住作家の最新作や、軽井沢の自然や歴史を扱った本を揃えている。初日のこの日には、軽井沢が登場するノンフィクションノベル『焦土の恋』の著者・橘かがりさんも書店を訪問。同書を購入した人と交流していた。毎週金曜日の10時から18時まで営業する。TEL0267-46-3001
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