記念コンサートでマエストロからのラブレター
軽井沢大賀ホールが開館10周年を記念し、5月4日、世界で活躍する指揮者、チョン・ミョンフンさんを迎え、東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートを開催した。2005年のグランドオープンでも指揮をしたチョン・ミョンフンさんは、ホールを寄贈した故・大賀典雄さんへの感謝を述べ、大賀さんの妻みどりさんへ「エリーゼのために」をピアノで演奏した。終演後に行われた10周年記念レセプションで、みどりさんは「9年の間に実績を高め、プログラムも向上し、素晴らしい。軽井沢の方々がクラシック音楽の理解を深め、親しんできたことを感じている。主人が願っていた“いつか音楽の街・ザルツブルグのように”という日は、遠くないと思いました」と語った。
ナレーターの桐原さん、
軽井沢の季節の音を収録し毎月発表
「生録ノスタルジックネイチャー」
4月創刊号のCDを手にする桐原冬夜さん。
森を渡る風、沢のせせらぎ、コガラの羽音、オオアカゲラの空中戦…。臨場感溢れる軽井沢の自然の音を収録した「生録ノスタルジックネイチャー」のCD、mp3、ハイレゾ音源の販売・配信が4月からスタートした。FM軽井沢「夕暮れの軽井沢ブレンド」のパーソナリティーとして知られる、ナレーターの桐原冬夜さんが「自然に対する感謝の気持ちを表現したい」と、音楽制作者だった経験を生かし毎月自然の音を録音・編集し、25日までに発表する。
4、5月は軽井沢野鳥の森で録音。「詳しい録音方法は秘密」だが、自身を中心に360度高感度で録音できる機器を用いる。「衣擦れの音も入ってしまう」ため、適した場所を見つけると6~8時間、岩のように一カ所にじっと座って自然の音を収録。「軽井沢の自然は饒舌。森に入るたび新しい発見がある」と桐原さん。ライフワークとして一年を通じ、録音、編集、発表を毎月続けていく。編集作業中に気持ちよくなり寝てしまうこともしばしばで「リラックスしたいときなどにぜひ聞いてほしい」。音源は60分で、桐原さんのナレーション付きと合わせた2枚組。ダウンロードは1000円~、CDは2300円。町内ではオキザリス、ピッキオビジターセンターなどでCDを販売している。
セーヌ河沿いの露天市参考に
追分に「ブキニスト」登場
春の大型連休中、「信濃追分文化磁場油や」の前庭に、雑貨や工芸品などを売る6台のボックス型屋台が登場した。パリのセーヌ河ほとりに並ぶ露天市「ブキニスト」をヒントに、NPO法人「油やプロジェクト」代表の斎藤尚宏さんが企画。ボックスは木製の特注品で、上蓋を持ち上げて商品を陳列する。上蓋を閉めて鍵をかければ、パリの屋台同様、商品を入れたまま置いておける。サイズは横1.8m、奥行き0.9m。使用料は平日1日1000円~。軽井沢町が活動費を一部支援する「みんなの力でつくるまち」の補助金を利用した。TEL0267-31-6511。
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