軽井沢では、ここだけ? なぜ、この場所に・・・
この木、なんの木?気になります 【後編】
【前編の内容】
中軽井沢カインズホーム駐車場にある3本の木は、軽井沢では他には見ることがない珍しい大木だ。いったい何の木なのかということを調べることになったM記者は、“ヒポクラテスの木”ではないかという知らせを受けて、実物を見に東大医学部へと向かった。
【後編】
その木は高さ30mあろうかという大きな木だった。1972年にギリシャから緒方富雄名誉教授へ贈られたものだと記された看板が掲げられ、大切にされていた。しかし、明らかにカインズの木とは葉や幹が違っていた。M記者は「残念ながら、ヒポクラテスの木ではないようです」と携帯電話で新聞社へ報告した。
「いったい、何の木?だれが、何のために植えたのか」―その謎は解けないまま、次の新聞の締切日を迎えようとしていた。そんなある日、新聞の記事を見たという人から電話がかかってきた。その人、金川雄起さんの話はこんな内容だった。
中軽井沢カインズホーム駐車場にある3本の木は、軽井沢では他には見ることがない珍しい大木だ。いったい何の木なのかということを調べることになったM記者は、“ヒポクラテスの木”ではないかという知らせを受けて、実物を見に東大医学部へと向かった。
【後編】
その木は高さ30mあろうかという大きな木だった。1972年にギリシャから緒方富雄名誉教授へ贈られたものだと記された看板が掲げられ、大切にされていた。しかし、明らかにカインズの木とは葉や幹が違っていた。M記者は「残念ながら、ヒポクラテスの木ではないようです」と携帯電話で新聞社へ報告した。
「いったい、何の木?だれが、何のために植えたのか」―その謎は解けないまま、次の新聞の締切日を迎えようとしていた。そんなある日、新聞の記事を見たという人から電話がかかってきた。その人、金川雄起さんの話はこんな内容だった。
カインズホーム軽井沢店のポプラ
善光寺のポプラ
善光寺のポプラ
昭和30年代、カインズホームの場所にはドライブインがあった。経営していたのは長野市善光寺の仲見世でおみやげ店を経営していた小坂隆太郎さん。金川さんは息子の小坂一郎さんと仕事で知り合い、父・隆太郎さんが善光寺の住職さんの許可を得て境内のポプラの木を4本もらい、この場所に植えたと聞いていた。4本はどんどん伸びて大木になったが、5年前の台風で1本が倒れてしまった(カインズホームではその跡に白樺の木を植えた)。
金川さんと一郎さんの交流は一郎さんが亡くなるまで続いた。小坂さんは金川さんに「長野へ来る時はカインズの木に触ってから来いよ」と言っていたという。そのことを思い出して金川さんは「善光寺から伝わったありがたい木なのですから切ることは許されないでしょう」と力をこめて言った。
意外な展開に驚いたM記者は、急きょ長野へ向かった。善光寺の仲見世に「小坂隆太郎商店」を見つけ、小坂隆太郎さんの孫にあたる小坂源次さんに話を聞くことができた。
「父が9年前に亡くなり詳しいことは分からないのですが、今から40数年前に、祖父が軽井沢でドライブインを始めたことは知っています。当時、善光寺参りする人は軽井沢を通る人も多く、峠を越えてひと休みできるようにと軽井沢でドライブインをすることにしたようです。祖父は北御牧村のお寺の住職だったこともあり、善光寺の大僧正と親しかったので、あの場所に善光寺から木をもらって植えたということは考えられます」と、その場で妹さんへ電話して確認してくれた。「やはり善光寺からもらって植えた木で、大僧正も軽井沢のドライブインを訪れたことがあったそうです。今もあの木を伐らないで大切にしてくれているのは嬉しいことです」
“謎の木”のルーツがわかり、笑顔になったM記者は善光寺のポプラを撮影して帰路を急いだ。
金川さんと一郎さんの交流は一郎さんが亡くなるまで続いた。小坂さんは金川さんに「長野へ来る時はカインズの木に触ってから来いよ」と言っていたという。そのことを思い出して金川さんは「善光寺から伝わったありがたい木なのですから切ることは許されないでしょう」と力をこめて言った。
意外な展開に驚いたM記者は、急きょ長野へ向かった。善光寺の仲見世に「小坂隆太郎商店」を見つけ、小坂隆太郎さんの孫にあたる小坂源次さんに話を聞くことができた。
「父が9年前に亡くなり詳しいことは分からないのですが、今から40数年前に、祖父が軽井沢でドライブインを始めたことは知っています。当時、善光寺参りする人は軽井沢を通る人も多く、峠を越えてひと休みできるようにと軽井沢でドライブインをすることにしたようです。祖父は北御牧村のお寺の住職だったこともあり、善光寺の大僧正と親しかったので、あの場所に善光寺から木をもらって植えたということは考えられます」と、その場で妹さんへ電話して確認してくれた。「やはり善光寺からもらって植えた木で、大僧正も軽井沢のドライブインを訪れたことがあったそうです。今もあの木を伐らないで大切にしてくれているのは嬉しいことです」
“謎の木”のルーツがわかり、笑顔になったM記者は善光寺のポプラを撮影して帰路を急いだ。
カーリング「SC軽井沢クラブ」「中部電力」
ソチ五輪へ望みつなぐ準V
「パシフィック・アジア・カーリング選手権大会(PACC)」(11月16日~25日、ニュージーランド)で、スカップ軽井沢を拠点とする男子「SC軽井沢クラブ」、女子「中部電力」がともに準優勝に輝いた。五輪予選を兼ねる、来春の世界選手権の出場枠を獲得し、2014年のソチ五輪出場へ望みをつないだ。
PACCは男子7カ国、女子6カ国が出場。ともに予選3位で決勝ラウンドに進み、準決勝で韓国を退け、決勝では中国に敗れた。
PACCは男子7カ国、女子6カ国が出場。ともに予選3位で決勝ラウンドに進み、準決勝で韓国を退け、決勝では中国に敗れた。
ソチ五輪に出場できるのは、男女とも開催国のロシアを含め10カ国。12年と13年の世界選手権での順位がポイント化されて7カ国が決定し、残りの2枠は13年12月の最終予選で決まる。12年の世界選手権出場を逃している日本は、次の世界選手権で上位に食い込むことで、五輪出場が見えてくる。
世界選手権に出場できるのは、来年2月の日本選手権の覇者。よって、PACCを戦った「SC軽井沢クラブ」、「中部電力」も、まずは国内大会を制する必要がある。ソチ五輪出場へ向けまい進する、今冬の両チームの闘いから、まだまだ目が離せない。
世界選手権に出場できるのは、来年2月の日本選手権の覇者。よって、PACCを戦った「SC軽井沢クラブ」、「中部電力」も、まずは国内大会を制する必要がある。ソチ五輪出場へ向けまい進する、今冬の両チームの闘いから、まだまだ目が離せない。
天然氷のスケートリンク
12年ぶりに復活
星野エリア・軽井沢野鳥の森入口に、天然氷のスケートリンクが12月15日にオープンする。
同リンクは2000年まで星野温泉の宿泊客が利用し、地元のアイスホッケーチームも練習に使っていたが、2001年9月の台風で土砂が溜まって閉鎖。ブームの頃に比べると、スケートを楽しめる場所が減ってきた現状をみて「もう一度、スケート文化を盛り上げよう」と12年ぶりに復活する。
営業は2月28日までだが、氷の状況で変更あり。
営業時間は11時~16時(15時半最終受付)。
料金は入場料500円、レンタルシューズ300円。
TEL.0267-46-6200
同リンクは2000年まで星野温泉の宿泊客が利用し、地元のアイスホッケーチームも練習に使っていたが、2001年9月の台風で土砂が溜まって閉鎖。ブームの頃に比べると、スケートを楽しめる場所が減ってきた現状をみて「もう一度、スケート文化を盛り上げよう」と12年ぶりに復活する。
営業は2月28日までだが、氷の状況で変更あり。
営業時間は11時~16時(15時半最終受付)。
料金は入場料500円、レンタルシューズ300円。
TEL.0267-46-6200
軽井沢新聞社・軽井沢WEBに掲載
ペットの写真を募集します!
軽井沢WEBにも載ります!
軽井沢新聞社では「ペット特集」で掲載するペットの写真を募集しています。
ワンちゃんやネコちゃん、一風変わった動物etc…、どしどしお寄せください。
写真と一緒にペットの名前、年令、性別、特徴、応募者の名前、住所、電話番号を明記の上、下記宛てに郵送かE-mailでお送り下さい。
締切は2013年2月28日(木)。
写真の返却はできませんのでご了承ください。
宛先:〒389-0111 長野県北佐久群軽井沢町長倉2380-27
軽井沢新聞社「ペット写真」係
E-mail:info@karuizawa.co.jp
ワンちゃんやネコちゃん、一風変わった動物etc…、どしどしお寄せください。
写真と一緒にペットの名前、年令、性別、特徴、応募者の名前、住所、電話番号を明記の上、下記宛てに郵送かE-mailでお送り下さい。
締切は2013年2月28日(木)。
写真の返却はできませんのでご了承ください。
宛先:〒389-0111 長野県北佐久群軽井沢町長倉2380-27
軽井沢新聞社「ペット写真」係
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