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軽井沢新聞 > トピックス 最新号 > 2013 No.119
軽井沢新聞 トピックス

千住博さんの「The Fall」

18年ぶりに公開

千住博さんの「The Fall」ベネチア・ビエンナーレの展示風景
 軽井沢千住博美術館は6月5日より、1995年の「第46回ベネチア・ビエンナーレ」で東洋人初の名誉賞を受賞した千住博さんの代表作「The Fall」(340×1400cm)を常設展示する。「最良の方法で再びご覧いただける機会を提供したい」という千住さんの思いから、18年ぶりに一般公開される。展示空間は同美術館隣接の場所に約326m²を増設。美術館同様建築家の西沢立衛さんが設計を担当した。千住さんの提案に基づき、地底湖の岸辺にいるイメージを具現化。黒で統一した空間に滝が浮かび上がる作りとなる。

ベアドッグのブレットが天国へ

6月にお別れ会も

ベアドッグのブレットが天国へブレットと田中さん
 ピッキオのベアドッグ(クマ対策犬)として活躍したブレットが、急性骨髄性白血病による再生不良性貧血のため4月19日、9歳で亡くなった。
 ブレットはアジア初のベアドッグとして、生後半年で2004年にアメリカから軽井沢へ。クマ対策チームの田中純平さんと公私ともに活動した。クマの目撃情報があった場所で追い払いを438回行い、パトロールや小学校などのレクチャーでも活躍。住宅地や商業地のクマの目撃情報減少などに貢献した。
 2014年度中には、後継のベアドッグがアメリカより来ることが決まっている。それまでの間は、発信機を付けたクマを増やして監視体制を強化。これまで1班(2~3人とブレット)で行っていたクマの追い払いは、2班(各2~3人)で、人の声や花火を使って威嚇する。
 田中さんは 「ブレットには感謝の気持ちでいっぱい。今後迷うことがあれば、ブレットに問いかけることもあると思う」と話した。

 6月23日13時より16時まで、ピッキオビジターセンターで「ブレットとのお別れ会」を開く。映像や写真で、ブレットの活動を伝えるコーナーも設ける。「支えてくれた地域の方に、感謝の気持ちを伝えたい」と田中さんも出席する。

軽井沢web

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