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軽井沢新聞 > ニュース 最新号 > 2012 No.114
軽井沢新聞 ニュース

町内の事件事故、観光客の入り込みは。2012年の軽井沢を振り返る

2012年の観光客の入り込み客数や、事件、事故などの数を前年と比較した。

【外国人住民含んで人口増 建築確認申請は減少
 12月1日現在、軽井沢町の人口は1万9千775人、世帯数は8千958。昨年同時期に比べると358人、212世帯が増加した。住民基本台帳法の改正で、今年7月より外国人住民も含まれるようになったことが増加原因の一つ。住宅や別荘、店舗などの建築確認申請は11月末までに366件で、昨年より17件の減少。
 6月までの観光客の入り込みは205万8千人(昨年201万5千人)で前年比2.1%の増加。7・8月は348万8千人(349万7千人)と、ほぼ横ばいだった。
 軽井沢大賀ホールの入館者数は11月までに5万5千207人で、前年より4941人増えた。使用された割合を示す稼働率は80・4%だった。

【事件、事故は減少、火災は昨年の倍近くに】
 軽井沢警察署の発表によると、今年10月末までの刑法犯数は161件で、昨年同時期より29件少ない。中でも自転車盗6件(昨年19)、器物損壊10件(同28)と減少したのが大きな要因で、同署生活安全課は「駅周辺でパトロールを強化し、自転車の確実な施錠を呼びかけたのが、自転車盗減少につながった」と分析。また10月末までの人身事故は150件で、昨年より17件の減少。事故による死者数は昨年同数の2件で、一月と四月にいずれも国道18号で起きている。
 軽井沢消防署の調べでは、今年11月末までの火災発生は13件(建物5、車両4、その他4)で、昨年の7件を大幅に上回る。救急車の出動は11月末現在1301件。昨年より36件多かった。


【軽井沢に関わる3人に聞いた「2012年を振り返って」】
ゴールデンウィークの旧軽井沢銀座ゴールデンウィークの旧軽井沢銀座
軽井沢観光協会長・土屋芳春さん
「2012年はスカイツリーなど新しい施設が首都圏に多くできた影響もあり、費用を安く近場で短い滞在の『安近短』傾向があった。 円高で海外旅行者も増え、期待していたほど、軽井沢の観光客数はのびなかった。それでも10・11月は前年に比べ、大幅に増えたのは良かった」

軽井沢別荘団体連合会代表 ・小林徹さん
「別荘地のサルは減り、イノシシが増えているようです。今年は千ヶ滝に建設中の大型別荘建築が話題になった年でした。自然環境の面からも、実態がよくわからないということからも、今後は考えていかなければいけない問題を含んでいると思います」

ピッキオのクマ保護管理ディレクター・玉谷宏夫さん
「クマ目撃の通報は、5~10年前に比べると減っているが、昨年よりは多かった。現在21頭のクマに発信器を付けて追い払いをしているが、目撃されているのは、いずれも発信器を付けていない個体。人の住むエリアに現れるクマは捕獲し発信器を取り付け監視していきたい」

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