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軽井沢新聞 > ニュース 最新号 > 2013 No.123
軽井沢新聞 ニュース

真夏日18日、観測史上5位タイの平均気温

暑かった夏、軽井沢の影響は…

暑かった夏
8月10日「さわやか軽井沢交流会」の
軽井沢カーリング体験では、
「SC軽井沢クラブ」の選手らが指導した。
 全国的にも平均気温が平年を上回った2013年の夏。気象庁の発表によると、軽井沢は8月の平均気温が21・9℃と、平年を1・4℃上回り、1925年の統計史上5位タイの暑さを記録した。8月中旬(11日~20日)の平均気温は23・3℃で、平年を2・7℃上回り統計史上最高だった。最高気温は8月10日が32・7℃で7位タイ、11日が33・5℃で3位、19日が33・2℃で4位と、10位以内に8月中の3日が入った。最高気温30℃以上の真夏日の年間日数は、8月までに18日あり、1995年の22日に次いで2番目に多い(1941年統計開始)。暑い夏は軽井沢にどんな影響を与えたか、町内を取材した。
 旧軽井沢から白糸の滝へ続く道路「白糸ハイランドウェイ」は、信州クールシェアスポットとして登録されている。比較的涼しい日が続いた8月前半は少なかった観光客も「10日以降は増えてきました」と同道路運営会社の藤原正浩さん。
 旧軽井沢の和菓子店では、連日店の外にかき氷を求める人の行列ができた。「かき氷だけなら、例年の倍近い売り上げ。その代わりお汁粉や甘酒など、あったかメニューは全く出ませんでした」と同店スタッフ。
 4月にオープンした通年型のカーリング施設「軽井沢アイスパーク」は、初心者向けの体験レッスンを8月のほぼ毎日開講。別荘住民や観光客に盛況で、8月中旬は一日に開いた6回全て定員に達する日が続いた。受付担当者は「施設内は常に5~7℃。涼しいだろうと、ふらっと立ち寄って体験していく方もおられました」。
 南軽井沢でレタスやキャベツを栽培する農家の市村昭二さん。「雨が少なく、暑かったので虫が多くつきましたが、品質には影響ありません」。
 小雨で暑かった影響は、スズメバチの増加にも繋がったようだ。丸紅南軽井沢別荘地の管理員、浪方正道さんは「管理している303棟のうち、30棟ほどにキイロスズメバチが巣を作っていました。去年は10棟前後だったので、明らかに増えましたね」と話していた。

新幹線開通後に移住者増加

人口が2万人超える

人口が2万人超える
第5次軽井沢町長期振興計画より
「総人口の推計値」
 軽井沢町の人口が8月5日、初めて2万人を突破した。1997年10月に長野新幹線が開通し、東京までの所用時間が約1時間に短縮され通勤圏になったことで、年々人口が増加。1997年4月の人口(4月1日)が15832人。16年間で4千人以上が増えた。町は、第5次軽井沢町長期振興計画で、軽井沢町の総人口の推計として、4年後の2017年に20100人、2022年に21000人と見込んでいる。9月1日現在の人口は、その後転出者が増えたことにより19988人。
 藤巻進町長は軽井沢町議会9月会議の冒頭のあいさつで、人口が2万人に達したことに触れ「人口増加が、町の更なる発展の原動力となるよう期待している」と話した。
 一方で、地元住民からは住居スペースが増え、町内の緑が減ることを懸念する声も上がっている。

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