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軽井沢新聞 > ニュース 最新号 > 2015 No.138
軽井沢新聞 ニュース

観光客数や事故件数は?景気はどうだった?

2014年を振り返る

犯罪は大幅減少

 軽井沢町の12月1日現在の人口は20,033人で世帯数は9,271。昨年同日と比べ80人、153世帯増加している。長野県観光部の発表による、5月の大型連休の観光客の入り込みは51万5千人(昨年54万5千人)で、5.5%の減少。7~8月は386万2千人(昨年357万人)で8.2%の増加だった。
 軽井沢警察署の発表によると、2014年1月から11月末までの町内の犯罪認知件数は136件で、昨年同時期の210件から大幅の減少となった。
 11月末までの交通事故発生は171件で、昨年同時期より10件上回った。事故による死者はなく、負傷者は229人で13人減っている。
 11月末までの火災件数は9件(建物4、車両4、その他1)で、昨年より3件の増加。救急車の出動は1,347件で、昨年より20件減少した。

消費税アップが影響

 GDP(国内総生産)がマイナス1.6%。軽井沢の経済はどうだったのだろうか。新軽、旧軽、中軽の飲食店や小売店に聞いてみると、店によって差はあるものの、全体的に景気は良くない傾向だった。「円安で仕入れが高騰。おまけに消費税アップの影響で客足が遠のいた」「ETC値引きがなくなり、ガソリンの高騰で客足も減ったし、客単価も下がった」と、レストラン店主。「食後にデザートを注文する人が減少」「常連客の来店数が減った」など財布の紐が固くなったとこぼす。旧軽銀座では「通りには人がいっぱいいるが、店内で買物する人は少ない」との声が目立つ。「お盆も雨で伸び悩み、人の出も期待したほどでなかった」。天候に左右される軽井沢では、週末にかけて台風や雨が多かったことも影響しているようだ。

将来を語り合う「22世紀フォーラム」の創設も

町が100年先のデザインを提起

軽井沢未来構想会議の話し合い説明会では軽井沢未来構想会議の
話し合いの課程で作成した模型も展示。
考え方などを示した冊子は増刷中で、
年始には 町役場企画課でもらえる。
 軽井沢町は、50年・100年先の望ましい町の姿を住民に向け提起する軽井沢グランドデザインを作成した。町民からパブリックコメントを集め、都市計画の専門家ら9人の委員でつくる軽井沢未来構想会議が2013年から議論を重ねてきた。軽井沢の将来図の作成は、藤巻進町長が選挙公約の一つに掲げていた。
 軽井沢のイメージである高原保養都市を継承し、その基調となる風土を住民主体で磨きあげていくことを謳った。具体的には、国際的な会議都市としての発展、最高裁判所、特許庁など国の機能の一部移転なども提案している。
 軽井沢町全体を鳥瞰図で表し、町内5つのエリアの50年後のデザインも示した。駅前通りに軽井沢駅と旧軽井沢を結ぶ路面電車を導入するなど、新たな駅前の姿を描き出した。また、中軽井沢駅周辺は、水路を活かした街並をつくり、歩いて楽しめる商店街を目指すとした。
 町が12月12日に開いた「軽井沢グランドデザイン説明会」には、地元住民ら156人が訪れた。町の将来像について町長が説明。住民と行政が軽井沢の将来を考え語り合う場として「22世紀風土フォーラム」を2016年度に創設したい考えも示した。
 軽井沢未来構想会議の委員長を務める東京工業大学名誉教授の中村良夫さんは「今回示したデザインは答えでなく問題提起。住民同士、互いの共通の価値を見つけながら急がずに議論してほしい」と話していた。

軽井沢web

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