六本辻交差点の事故抑制へ向けて。11月中旬より
ラウンドアバウトの実験開始
軽井沢町は11月中旬から来年3月末まで、六方向からの道路が交差する六本辻に、環状型の円形交差点「ラウンドアバウト」を導入し、効果を調べる実験を行う。
実験の目的は、自動車の衝突事故防止、歩行者の安全確保で、実験で得られた課題を改善したうえで、将来的には本格導入に繋げたい考えだ。
六本辻ではこれまで、重大事故は起きていないが「横断歩道(長さ30m)が3つの道路を跨いでいる」「自動車が交差点内でお見合い状態になる」など、危険性が指摘されてきた。軽井沢警察署交通課によると、2011年の六本辻交差点での交通事故は4件で、いずれも軽度だが、「信号設置が難しく、町内では事故が多い場所」と担当者は話す。
今年7月より町役場企画課都市デザイン室が、軽井沢警察署長、交通安全協会長などと社会実験協議会を作り準備を進めてきた。実験はラウンドアバウトの専門家で、名古屋大学の中村英樹教授のグループに委託。10月中旬から約一カ月間は、区画線の変更や交差点の中心部に「中央島」を設置するため、六本辻周辺は片側交互通行となる場合がある。実験にかかる費用約1400万円のうち、1千万円は国からの補助金を見込んでいる。
ラウンドアバウトでは、交差点に進入する自動車は全て手前で一時停止。左折して環状となっている「環道」に入って時計周りに走り、目的の方向へ抜けていく仕組み。交差点内ではスピードが落ちるため、重大事故が抑制され、安全向上に繋がるという。
中村教授は「今回はあくまで社会実験。オフシーズンに安全性を確認し、交通量が多い時期にも実験をやる必要がある。ステップバイステップで行い、改善を図りたい」と話している。
町は実験終了後もラウンドアバウトの状態を継続し、5月の連休までは様子をみる予定で「課題があれば意見を寄せてほしい」。一方、六本辻の横断歩道で東部小児童の誘導を行っている、児童見守り隊の川俣政雄さんは「閑散期でも交通量の多い場所で、細い道路もあり混雑が心配。初めて通行する自動車や歩行者にも、わかりやすく示してもらいたい」と話した。実験の間も六本辻での児童見守り隊は続ける方針だ。
実験に関する問い合わせは軽井沢町都市デザイン室(電話0267-45-8185)へ。
実験の目的は、自動車の衝突事故防止、歩行者の安全確保で、実験で得られた課題を改善したうえで、将来的には本格導入に繋げたい考えだ。
六本辻ではこれまで、重大事故は起きていないが「横断歩道(長さ30m)が3つの道路を跨いでいる」「自動車が交差点内でお見合い状態になる」など、危険性が指摘されてきた。軽井沢警察署交通課によると、2011年の六本辻交差点での交通事故は4件で、いずれも軽度だが、「信号設置が難しく、町内では事故が多い場所」と担当者は話す。
今年7月より町役場企画課都市デザイン室が、軽井沢警察署長、交通安全協会長などと社会実験協議会を作り準備を進めてきた。実験はラウンドアバウトの専門家で、名古屋大学の中村英樹教授のグループに委託。10月中旬から約一カ月間は、区画線の変更や交差点の中心部に「中央島」を設置するため、六本辻周辺は片側交互通行となる場合がある。実験にかかる費用約1400万円のうち、1千万円は国からの補助金を見込んでいる。
ラウンドアバウトでは、交差点に進入する自動車は全て手前で一時停止。左折して環状となっている「環道」に入って時計周りに走り、目的の方向へ抜けていく仕組み。交差点内ではスピードが落ちるため、重大事故が抑制され、安全向上に繋がるという。
中村教授は「今回はあくまで社会実験。オフシーズンに安全性を確認し、交通量が多い時期にも実験をやる必要がある。ステップバイステップで行い、改善を図りたい」と話している。
町は実験終了後もラウンドアバウトの状態を継続し、5月の連休までは様子をみる予定で「課題があれば意見を寄せてほしい」。一方、六本辻の横断歩道で東部小児童の誘導を行っている、児童見守り隊の川俣政雄さんは「閑散期でも交通量の多い場所で、細い道路もあり混雑が心配。初めて通行する自動車や歩行者にも、わかりやすく示してもらいたい」と話した。実験の間も六本辻での児童見守り隊は続ける方針だ。
実験に関する問い合わせは軽井沢町都市デザイン室(電話0267-45-8185)へ。
軽井沢の住宅地・別荘地、人気回復か
基準地価 長野県内で唯一上昇
上写真:南原別荘地
下写真:旧軽井沢別荘地
長野県が公表した7月1日時点の県内基準地価は、林地を除く継続調査地点で平均変動率がマイナス3.1%。これは16年連続の下落だった。
しかし、軽井沢町の住宅地だけは3地点が上昇、2地点が横ばいとなり、県内全ての地点が下落する傾向は4年ぶりにストップした。
旧軽井沢の商業地は1.4%と小幅な下落。千ヶ滝別荘地と新軽井沢の住宅地は横ばいだったが、旧軽井沢と南原の別荘地が2%上昇、追分の別荘地も1.5%上昇した。
「地震に備えての避難先として、すぐに住める中古別荘を求める人が多かった」と町内の不動産業者。軽井沢への移住人気が高いことに加え、東日本大震災からの節電傾向や専門家による「巨大地震が都心を直撃」などの情報も大きく影響したようだ。
しかし、軽井沢町の住宅地だけは3地点が上昇、2地点が横ばいとなり、県内全ての地点が下落する傾向は4年ぶりにストップした。
旧軽井沢の商業地は1.4%と小幅な下落。千ヶ滝別荘地と新軽井沢の住宅地は横ばいだったが、旧軽井沢と南原の別荘地が2%上昇、追分の別荘地も1.5%上昇した。
「地震に備えての避難先として、すぐに住める中古別荘を求める人が多かった」と町内の不動産業者。軽井沢への移住人気が高いことに加え、東日本大震災からの節電傾向や専門家による「巨大地震が都心を直撃」などの情報も大きく影響したようだ。
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