借宿区内の交通量抑制へ、町が説明会
5ヵ年計画でバイパス線整備
バイパス接続部のイメージ
軽井沢町は10月25日、借宿区と国道18号バイパスを結ぶ新たな道路を整備する「借宿バイパス線新設改良工事」の概要説明会を借宿公民館で開いた。地元住民ら約40人が参加。建設課の職員が道路の通る場所や工事日程などについて説明した。
借宿区は佐久方面から御代田町草越地区を抜け、軽井沢へ通勤する自動車の通り道。交通量の割には道幅の狭い場所が多く、児童の通学路でもあることから、大事故につながる危険性を指摘する声が多かった。2007年12月には、町西部の7地区の区長からなる「西風会」が新道路開設を求める陳情書を町に提出していた。
町の説明によると、追分の保健福祉複合施設「木もれ陽の里」近くの信号のある交差点から東へ、しなの鉄道の線路と並行し、全長約800mの道路を新設し、18号バイパスと立体交差で接続する計画。新道路が通る土地の地権者との契約を2013年度中に終え、14年度から着工し18年度中の完成を目指す。
建設課が2011年秋の平日朝7時から10時まで行った交通量調査では、御代田方面から信濃追分駅前を通過した自動車は約1,600台。「そのうち半数以上の車が、新道路を利用すると見込んでいる」と遠山隆雄建設課長。
説明を聞いた地元の参加者からは計画を喜ぶ声が多かったが「18号バイパスから町道へ侵入する車のスピードを抑える工夫を」といった意見もあった。
借宿区は佐久方面から御代田町草越地区を抜け、軽井沢へ通勤する自動車の通り道。交通量の割には道幅の狭い場所が多く、児童の通学路でもあることから、大事故につながる危険性を指摘する声が多かった。2007年12月には、町西部の7地区の区長からなる「西風会」が新道路開設を求める陳情書を町に提出していた。
町の説明によると、追分の保健福祉複合施設「木もれ陽の里」近くの信号のある交差点から東へ、しなの鉄道の線路と並行し、全長約800mの道路を新設し、18号バイパスと立体交差で接続する計画。新道路が通る土地の地権者との契約を2013年度中に終え、14年度から着工し18年度中の完成を目指す。
建設課が2011年秋の平日朝7時から10時まで行った交通量調査では、御代田方面から信濃追分駅前を通過した自動車は約1,600台。「そのうち半数以上の車が、新道路を利用すると見込んでいる」と遠山隆雄建設課長。
説明を聞いた地元の参加者からは計画を喜ぶ声が多かったが「18号バイパスから町道へ侵入する車のスピードを抑える工夫を」といった意見もあった。
築95年の「アームストロング別荘」
修繕終え、約40年ぶりに利用開始
奥原理事長や軽井沢ナショナルトラスト理事、
修復工事の設計者ら15 人が山荘に集まった。
約40年間使われぬままだった旧軽井沢の「アームストロング別荘」の利用再開を祝い、同別荘を所有するアームストロング青葉幼稚園(富山県)と、別荘の修繕を持ちかけ施工業者などを紹介した「軽井沢ナショナルトラスト」が10月26日、関係者を集め「ハウスウォームアップパーティー」を同別荘で開いた。40年ぶりに火が入れられた暖炉の前には、再開を喜ぶ笑顔が並んだ。
別荘は1920年頃、建築家のヴォーリズが設計。3階建てで板張りの壁、丸太材がむき出しになった天井、ゴロタ石を積んだ暖炉からは土管煙突が伸びる。1935年より婦人宣教師のアームストロングが夏の山荘として利用を始め、1960年に亡くなると、彼女が創立した青葉幼稚園が譲り受け、職員の研修などで利用した。その後は「あさま山荘事件の後から使わなくなったと聞いている」と、2006年から同園理事長を務める奥原望さん。
放置されたままの別荘を気がかりに思った、軽井沢ナショナルトラスト会員の花里俊廣筑波大学教授が2011年、同園に連絡をとり、別荘の今後について話し合った。昨年、軽井沢を訪れ、初めて同別荘を目にした奥原さんは「自然の中に佇む姿がチャーミングで、この場所でこのまま保存しようとその場で決心した」。
修繕は今年5月から7月にかけ、傷みが激しかった一階部分を重点的に行った。花里教授によると、軽井沢の戦前の別荘建築は、老朽化に伴いこの10年で激減し、現存するのは170棟ほど。「修復して利用して頂けるのはありがたい」。奥原さんは「感無量。北陸新幹線開業後は、富山と軽井沢の子どもの交流の拠点としても利用したい」と話していた。
別荘は1920年頃、建築家のヴォーリズが設計。3階建てで板張りの壁、丸太材がむき出しになった天井、ゴロタ石を積んだ暖炉からは土管煙突が伸びる。1935年より婦人宣教師のアームストロングが夏の山荘として利用を始め、1960年に亡くなると、彼女が創立した青葉幼稚園が譲り受け、職員の研修などで利用した。その後は「あさま山荘事件の後から使わなくなったと聞いている」と、2006年から同園理事長を務める奥原望さん。
放置されたままの別荘を気がかりに思った、軽井沢ナショナルトラスト会員の花里俊廣筑波大学教授が2011年、同園に連絡をとり、別荘の今後について話し合った。昨年、軽井沢を訪れ、初めて同別荘を目にした奥原さんは「自然の中に佇む姿がチャーミングで、この場所でこのまま保存しようとその場で決心した」。
修繕は今年5月から7月にかけ、傷みが激しかった一階部分を重点的に行った。花里教授によると、軽井沢の戦前の別荘建築は、老朽化に伴いこの10年で激減し、現存するのは170棟ほど。「修復して利用して頂けるのはありがたい」。奥原さんは「感無量。北陸新幹線開業後は、富山と軽井沢の子どもの交流の拠点としても利用したい」と話していた。
- No.148(2015年10月)
- No.147(2015年9月)
- No.146(2015年8月)
- No.145(2015年7月)
- No.144(2015年6月)
- No.143(2015年5月)
- No.142(2015年4月)
- No.141(2015年3月)
- No.140(2015年2月)
- No.138・139(2014年12月)
- No.137(2014年11月)
- No.136(2014年10月)
- No.135(2014年9月)
- No.134(2014年8月)
- No.133(2014年7月)
- No.132(2014年6月)
- No.131(2014年5月)
- No.130(2014年4月)
- No.129(2014年3月)
- No.128(2014年2月)
- No.126・127(2013年12月)
- No.125(2013年11月)
- No.124(2013年10月)
- No.123(2013年9月)
- No.122(2013年8月)
- No.121(2013年7月)
- No.120(2013年6月)
- No.119(2013年5月)
- No.118(2013年4月)
- No.117(2013年3月)
- No.116(2013年2月)
- No.114(2012年12月)
- No.113(2012年11月)
- No.112(2012年10月)