4車線化された上信越道碓氷軽井沢I.C.-佐久I.C.間。渋滞と事故の減少が期待される。


佐久総合体育館で行われた式典では長野・群馬両県知事代理、両県の国会議員らが挨拶をした。

碓氷軽井沢I.C. - 佐久I.C.間4車線化完成

 20日(土)上信越自動車道の碓氷軽井沢I.C.と佐久I.C.間の4車線化工事が完了し、開通式が碓氷軽井沢I.C.で行われた。テープカットには羽田孜衆議院議員や小渕優子衆議院議員をはじめとする長野・群馬両県の国会議員や両県知事の代理となる出納長らが参加した。その後、4車線化された高速道を通って佐久I.C.へと向かい、佐久市の佐久総合体育館で記念式典が行われた。
 式典の挨拶で長野県知事代理・出納長の青山氏は「4車線化により渋滞が解消しスムーズな往来ができることを嬉しく思います。長野・群馬両県の文化交流や物流が発展することを望みます」と語った。また、国会議員の挨拶では、残る2車線区間(坂城I.C.-更埴JCT間、信州中野I.C.-信濃町I.C.間)や中部横断自動車道について「国が管理して進めるべき」とする民主党議員と、「民営化する公団とともに更に進めたい」とする自民党議員の国会から場を移した主張も聞かれた。
 日本道路公団によると、これまで年間150回以上発生していた渋滞と、それに伴う交通事故の大幅な減少が見込まれる、としている。

 


白衣に真紅の帯をして『サンタルシア』を合唱。


大人も子供も一緒にダンス。先生がスウェーデン語で教えてくれる踊りを通訳したのは、高校時代に留学したスウェーデンでルシア役に選ばれたこともある前橋市在住の女性。

旧軽銀座がスウェーデンになる
軽井沢旧道のクリスマス『聖ルシア祭』

 『北欧5カ国のクリスマス』と題して軽井沢・小諸・岩村田・小海・野辺山・清里の各エリアが共同で行うクリスマスイベントが今年も行われている。軽井沢は『スウェーデン in 軽井沢』として、14日(日)軽井沢教会でスウェーデン独特のお祭り『聖ルシア祭』を行った。ルシア役の女性を先頭に裾の長い白衣を纏った少女たちが伝統的なルシアの歌を歌いながら行進するもので、これは東海大学北欧学科の生徒達が参加し、先頭のルシア役には同じく東海大学北欧学科のスウェーデン人女性の講師が選ばれた。行進の後、軽井沢幼稚園の園児による合唱が行われ、ジュースやホットワイン、「ルシア猫」というパンなどが無料で振る舞われた。

乾杯もスウェーデン流に”スコール!”

 北欧クリスマス実行委員会の委員長で元外務大臣の柿沢弘治氏は「スウェーデンでは各自治体、学校単位などでルシアを選ぶ『ルシアコンテスト』が行われています。軽井沢でもコンテストが行われるように発展してスウェーデンとの友好が深まると良いと思います」と語った。
 旧軽銀座では21日(日)に新島学園聖歌隊によるハンドベルコンサートも行われる。

 


カップルや家族連れなど数多くの聴衆が詰めかけた。


トム・スローン宣教師によるバイオリンの独奏。

希望の光にあふれるクリスマスを
ホワイトクリスマス in 軽井沢 クリスマスコンサート開催

 13日(土)、恵みシャレー軽井沢において借宿コーラスと軽井沢吹奏楽団によるクリスマスコンサートが開催された。会場となった大チャペルは立ち見も含め多くの聴衆で満員となった。来場者には飴やクリスマスソングのCD等のプレゼントが手渡された。借宿コーラスコンサートと軽井沢吹奏楽団コンサートの間にはトム・スローン宣教師によるバイオリンの独奏も行われ「戦争など悲しいことが起きている今の時代にこそ、キリストやクリスマスの本当の意味を考えてほしい」と語った。

 

暮らしを磨けばあなたが輝く!
市川吉恵さんの本「エレガントな暮らし」発売

 軽井沢に別荘を持ち、テレビや雑誌でも活躍するトータルライフコーディネーター市川吉恵さんの優雅な家事テクニックを集めた本、『マダム市川のエレガントな暮らし 魔法の家事テクニックと快適なライフスタイルをあなたに』(KKベストセラーズ刊)が発売された。
 食卓、料理やインテリアなど様々な家事テクニックを『豊かで心地よい暮らしのための6つの魔法』として提案。インテリアや便利な生活用品は「Visual Lesson」としてカラー写真でも紹介されている。また家事だけでなく、ちょっとしたもてなしや旅行、ハートの磨き方など、暮らしを輝かせるきっかけを与えてくれる一冊になっている。

 


最後は観客も一緒にHappy X'mas (War is over)を合唱。

ジョン・レノンの愛した軽井沢から世界に
『ジョンの日曜日』今年も開催

軽井沢や群馬などから、ミュージシャンたちが集まった。


 毎年12月8日、ジョン・レノンの命日に開催されるチャリティコンサート、『ジョンの日曜日』が今年も万平ホテル ザ・ハッピーヴァレイで行われた。今年はYAMA-SHOWSをはじめ10グループが参加、またスペシャルゲストとしてフォーククルセイダース、サディスティックミカバンドの活躍で知られるミュージシャン加藤和彦氏も参加。軽井沢町から参加しているミュージシャンやジョン・レノンやビートルズのナンバーを忠実に再現するバンド、独自のアレンジで演奏をするバンドなどもいた。またコンサートの最後にはすべてのメンバーと観客が一緒に『Happy X'mas (War is over)』を合唱し追悼コンサートを締めくくった。
 このイベントの収益金は日本ユニセフ協会、軽井沢町社会福祉協議会 軽井沢学園に寄付される。


 



堀辰雄の道。堀辰雄がスミス氏から購入した別荘へと向かう道。現在、建物は軽井沢高原文庫に移築保存されている。

旧軽井沢・新軽井沢の主要な道の呼称を発表

 「形あるものだけでなく無形の軽井沢の財産も大切にしよう」と軽井沢観光協会では、リゾート環境整備委員会が中心となり、春から「歴史の道呼称」を検討してきた。このほど調査、検討がまとまり、12月6日、軽井沢町中央公民館で、旧軽井沢・新軽井沢の主要な道の呼称を発表した。軽井沢の歴史に詳しく、今回の委員会に参加した軽井沢ナショナルトラスト副会長の大久保保さんは「単なる名前だけでなく、背景も踏まえて検討した」と一つずつ、その名前の由来、歴史などを約1時間にわたって説明した。
 外国人が名付けた「ロストボールレーン」「ハッピーバレーレーン」や、文学ゆかりの「犀星の径」「堀辰雄の道」、軽井沢の歴史に足跡を残した人々の名を付けた「ショー通り」「マンローレーン」「ノーマンレーン」「新渡戸通り」など39の通りの名があげられた。既に定着している水車の道や万平通り、鳩山通りなどもふくまれており、音楽ホールを軽井沢町に寄贈する大賀典雄さんの名も「大賀メモリアルロード」として加わった。また、軽井沢駅から旧軽ロータリーへ向かう道は一般公募により「軽井沢本通り」に決定した。
 このあと質疑応答が行われ、「一般的になっている『ささやきの小道』をいれるべき」「レーンはわかりにくい」「ヴォーリズの名も入れたほうがよい」などの意見があがった。
 観光協会では、これで決定というわけではなく、今後も検討し、来春作成するパンフレットの地図に呼称を掲載する予定だ。観光協会長・荒井宏さんは「多くの人に、なぜ、この道にこの名前があるかという物語を知ってほしい」と語っている。

 


全焼した長倉神社境内の八坂神社

連続放火か?神社火災相次ぐ
社殿、夏祭りの御輿全焼

 12月3日午前3時前後に中軽井沢の長倉神社と旧軽井沢の諏訪神社に連続の不審火が続き、放火ではないかと軽井沢警察署では捜査を行っている。長倉神社は午前2時45分に神社境内の八坂神社で火災が発生し、約20平方メートルの社殿と中に収められていたご神体や神輿(みこし)5台を全焼した。長倉神社の賽銭箱付近でも燃えた跡がみつかった。諏訪神社は午前3時25分頃、賽銭箱が燃えているのを発見した軽井沢署員が消し止めた。
 また、11月に町文化財指定の発地・石仏群や、追分分去れの菩薩像が倒されているのが見つかり、長倉神社の石塔も倒されていたことから、軽井沢署では、不審火との関連を調べている。

 

浅間山火山防災マップ 2003年版を発行

火山活動のレベルに応じて、予想される影響が詳細に解説されている。

 浅間山を知り、火山と共生するためにと題した防災マップが12月1日に発行された。これは、長野県、群馬県に広がる浅間山麓の6市町村と国土交通省等が進めてきたもので、ハザードマップの改訂は8年ぶりとなる。今までのマップは大規模噴火の予測が中心だったが、今回は中小規模の噴火に関する情報も詳しく伝えている。防災マップとともに「浅間山の活動と噴火のしくみ」や「火山活動度レベルと火山情報」など、図を使ってわかりやすく解説した「早わかりガイドブック」も同時に作成した。
 臨時火山情報が出ることにより宿泊キャンセルなどが相次いだため、浅間山の正しい知識を、町民だけでなく、別荘住民や観光客にも伝えたいと軽井沢町役場担当者は語っている。関係各6市町村で全戸配布の予定。また、12月19日午後1時半から軽井沢町中央公民館で説明会が開催される。

 

 

軽井沢Web スキーガイド掲載

 ウィンタースポーツシーズン到来!ということで、軽井沢Webでは2003-2004シーズンのスキー場ガイドを掲載しました。

 



イルミネーションの灯された
矢ヶ崎大橋

 

 

 


多くの人がシンボリックツリーを囲み記念撮影をする姿が見られた。

ホワイトクリスマスin軽井沢 開幕!


クリスマスリースの販売なども行われた。

 今年も「ホワイトクリスマス in 軽井沢」が開幕となった。29日(土)あいにくの雨となったものの、キャロリングコンサートなどのあとシンボリックツリーが点灯されると、ツリーや矢ヶ崎大橋をバックに記念写真を撮る家族連れやカップルの姿も多く見られた。会場ではサンタクロースの衣装に身を包んだボランティアの人々により、ホットカルピスやお菓子が無料で振る舞われ、クリスマスリースや小物の販売も行われた。

 また、30日(日)には雨のため一日順延となった中軽井沢のキャンドルイルミネーション点灯式が行われた。カウントダウンとともにすべてのキャンドルに点火し終わると花火が打ち上げられ、来場した観客も歓喜の声を上げていた。
 これから12月25日(木)までの間はハウスデコレーションコンテストも行われ、町内はクリスマス一色といった雰囲気になる。

 



見ているだけで楽しくなる、
クリスマスリースがいっぱい。

中軽井沢駅前には、こどもたち手作りの丸太のサンタクロースも。

ユニークでお洒落な
クリスマスリースのコンテスト

 今年で4回目を迎える「クリスマスリースコンテスト」が、しなの鉄道・中軽井沢駅の待合室で開催されている。これは「中軽井沢を考える女性の集い」が主催し、軽井沢町商工会が後援で行っているもので、11月6日〜20日の間に募集した37点の力作が展示されている。佐久、小諸から応募した人も多く、今年は自然素材を使った完全な手作りが目立つとのこと。12月25日まで展示され、一般の人の投票によって選ばれた上位6人に賞品が与えられる。投票した人にも、抽選でプレゼントが予定されている(昨年はギフトカード、今年は未定)。
●問合わせ TEL 0267・45・5131

 


上信越道碓氷軽井沢インター=佐久インター間
12月20日から4車線に

 平成8年から、交通渋滞緩和等を目的に進めていた上信越道碓氷軽井沢インターから佐久インターまでの4車線化が12月20日に完成となる。これにより、藤岡ジャンクション=上田菅平間が4車線となってスムーズに行くことが期待される。碓氷軽井沢=佐久インター間で毎年150回以上発生している渋滞も、これで約80%が解消すると道路公団では見込んでいる。

 


星野リゾートが「トマム」を4月から運営
 
 星野リゾートは、6月に民事再生手続きを申請した不動産会社、関兵精麦株式会社所有の北海道・占冠(しむかっぷ)村の複合リゾート「アルファリゾート・トマム」の施設を買収し、4月から運営に参画すると11月25日に発表した。
 星野リゾートが軽井沢以外でリゾートを手がけるのは、リゾナーレ小淵沢、アルツ磐梯リゾートに続き3件目となる。同社は「リゾート経営における独自のノウハウをトマムに導入し、関兵精麦株式会社が培ってきた資産と夢を継承し、日本を代表するリゾートとしての運営とブランドの確立を目指したい」としている。

 



小池真理子さん


『瑠璃の海』集英社刊 
1700円(税別)

小池真理子さんの新作
恋愛長編『瑠璃の海』


  軽井沢在住の人気作家・小池真理子さんが究極の愛を描く長編『瑠璃の海』(集英社刊)が話題を集めている。
 物語:高速バスの事故で夫を失った30代半ばの萌と、娘を失った作家・遊作。突然の悲劇に結びつけられた二人は孤独の淵で愛し合い、終末へと向かう。運命にもてあそばれ、静かな絶望に彩られた愛の行方は…。
 『小説すばる』連載中から評判となった『瑠璃の海』は新刊単行本として10月25日に発売となり、既に4刷という売れ行き。都内のサイン会でも女子高校生から年配紳士まで幅広い読者が並んだ。小池真理子さんは「死はネガティブなイメージがあるけれど、ここでは二人がつくり上げていった幸福な愛、愛の究極としての死をそのまま受けとめてもらえるのではないかと思っています」と当社インタビューで語っている。複雑でストレスの多い現代社会だからこそ、このような純粋な愛の物語を多くの人が求めているのかもしれない。

 


リクエストに応える尾尻雅弘さん

「尾尻雅弘ギターとトークの夕べ」開催


 軽井沢に移り住んで6年になるギターリストの尾尻雅弘さんが、11月22日、離山通りの「軽井沢DOG」で「尾尻雅弘ギターとトークの夕べ」と題したミニコンサートを開催した。テレビやラジオで活躍し、地元「FM軽井沢」でも番組を持つ尾尻さんはこの日、「国際ギターフェスティバル」に出席のためメキシコから戻ったばかり。メキシコの土産話を交え「アストゥーリアス」「バードランド」「夢」「川の流れのように」など幅広いレパートリーで演奏した。

 


新たに計画区域に組み込まれた雨宮池周辺の基本設計などは、軽井沢町のホームページでPDFにより公開されている。

離山公園、計画区域変更の説明会開催

 風致公園(緑地保全を主な目的とする公園)として計画が進められている離山公園の計画区域の変更にともなう説明会が、11月17日(月)の19:00より軽井沢町中央公民館1階の講義室において開催される。新たに計画区域に組み込まれた雨宮池周辺では、遊歩道・登山道の整備や木杭による護岸整備のほか旧雨宮邸の改修や三井邸の移築なども検討されている。




喫煙コーナーを改築し、エレベーター前のスペースを利用してできた「コーヒーショップひまわり」。営業時間10時〜16時。コーヒー、紅茶230円(手作りクッキー付き)、オレンジジュース250円など。

障害者たちで運営する
  コーヒーショップ「ひまわり」オープン

 障害者の社会参加の一助にしようと準備を進めていた、軽井沢町中央公民館内のコーヒーショップが11月15日にオープンすることに決まり、10日に開店式を行った。
 昨年、軽井沢病院新築の際、食堂に障害者1名の採用が決まり、それをきっかけにもっと多くの障害者が参加できるようにと、中央公民館に喫茶コーナーを設置して運営を障害者団体にまかせてはという話に発展した。軽井沢町も積極的に支援し、改装工事費など約200万円を援助。町民も「障害者の社会参加を支援する有志」が備品などの協力を呼びかけたところ、予想以上の募金が集まり、冷蔵庫や食器などを購入することができたという。
 コーヒーショップの名は、障害者の共同作業所で働く人たちにアンケートを取り、1番多かった「ひまわり」に決めた。「みんなと一緒に働く喜びを知り、町の人々とのふれあいで心豊かに過ごせることを願っています。ここは大勢の人々が集まる場所。ぜひ、ひまわりのように明るく楽しい場になってほしい」と軽井沢町長。関係者も、障害者の社会参加としての場ができたことに期待を寄せ、多くの人たちの来店を呼びかけている。11月15日に行われる「第10回軽井沢町社会福祉大会」に合わせて正式オープンとなる。

 


11月3日近藤長屋、最後のにぎわい

近藤長屋、最後のにぎわい
     惜しむ声、大きくなる

 軽井沢出張店の原点ともいわれる「近藤長屋」のテナントが、いよいよ11月末で立ち退きとなる。
 紅葉シーズンの11月1日〜3日の連休中、大勢の観光客でにぎわいをみせた旧軽銀座通り。近藤長屋の前には、新聞やインターネットの情報などで知りわざわざやって来た人や、店頭の閉店を知らせる貼り紙を見て、観光客が記念に写真を撮る様子なども見られた。

別れを告げる店頭の貼り紙

 3代にわたってこの長屋で営業を続けた「民芸せともの(旧・やぶ田)」の大木さんは、「3日で店じまいします。9月中旬に突然立ち退きを言われましたが、お馴染みの別荘の方たちはすでに帰ったあとなので、お別れも言えなかったことが心残りです。軽井沢以外に店はないので、これからどうするかはまったく見当がつかない」と残念がる。
 付近の出張店のオーナーたちからも、「この雰囲気がなくなると軽井沢がすっかり変わったという印象になる。何とか残せないものか」と惜しむ声が聞かれた。

「ちもと」は春に向けて新築

 近藤長屋に出店してから、今年で軽井沢の営業が55年目となる「ちもと」は7年前に現在の土地を購入。既に移転場所(大倉陶園跡)も決まり、設計図も出来上がっている。切妻屋根の2階建ての和風建築で、現在の茶屋風の趣きを残した建物だ。
「蔵の雰囲気の建物で、現在より少し広くなります」とご主人。来春を目指し、これから工事に入るという。

新店舗「ちもと」のパース

 

 

 

 

 

 

軽井沢ヴィネット2003秋冬号発売!

 お待たせしました、軽井沢ヴィネット2003秋冬号 Vol.86が本日発売となります。トップページのリンク『軽井沢ヴィネット2003秋冬号のご紹介』から概要がご覧いただけます。購読希望の方もこちらからどうぞ。

 

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