2階の展示会場でコンサートが行われた

晩夏の夜のジャズコンサート
MUSIC IN MUSEUM

日本ジャズ史上初の年間2作のゴールドディスクを獲得し、注目を集めているジャズピアニスト、アキコ・グレースのコンサートが、8月30日、脇田美術館で開催された。絵画の並ぶ広い会場には200人の聴衆が集まり、「スマイル」や「グリーンスリーブス」など軽快なジャズの響きを楽しんだ。アキコ・グレースさんは「ボストンの美術館で演奏したことがあり、その時のことを思い出します」と語り、初めてのチェロとの共演を、サイトウキネンに出演するチェロ奏者、古川展生と行った。

 


森の妖精たちのファッションショー


トークイベントの会場

パーティ会場での挨拶。右から田中知事、佐藤町長、コシノジュンコさん

森とファッションのコラボレーション
「夏の夜の森の劇場」開催

環境に配慮した長野県の森林の育成と管理を目的とする「森(しん)世紀プロジェクト」実行委員会が、森林の大切さを理解してもらおうと、8月29日、ブレストンコートで「夏の夜の森の劇場」を開催した。
 午後4時30分からは田中康夫長野県知事をコーディネーターに、大賀典雄ソニー名誉会長と佐藤雅義軽井沢町長とのトークショーが行われた。大賀さんはふるさとの松林や白砂が無くなっていくことを悲しみ、企業も企業エゴを出さず、いかに地球規模で考え対処するかが大事なことと述べた。また、音楽ホールのことにもふれ、「音響がいちばんきれいに聞こえる5角形の建物を考えています。クラシックだけでなく、ポピュラーもいいし、ジャズもいい。のど自慢ばかりでは困ります」と会場を沸かせた。
 続いて、庭の特設会場で、コシノジュンコさんの森の美しさをテーマとしたファッションショーが行われた。夜の森に、まるで木々の妖精たちが踊るような美しさに観客たちはうっとりと、つかの間のひととを楽しんだ。観客席のイスもコシノさんデザインのもので、折りたたんで観客は持ち帰れるようになっている。
 参加者は約350人で、85パーセントが県外者。田中知事が出演したTBSのテレビ番組を見て応募した人がほとんどで、このあとのパーティでは長野県の食材を使った凝ったメニューや信州産ワインや日本酒に舌鼓を打ち満足していた。佐藤町長は「軽井沢から外に発信し喜んでもらうことが大切。訪れる人に満足してもらえるよう、これからも自然を大切にしなければいけない」と述べた。

 


出迎えた町民、観光客に手をふる天皇ご夫妻。

町民の歓迎を受けて
13年ぶりの軽井沢訪問

 天皇、皇后両陛下は8月26日、13年ぶりに軽井沢を訪問された。午前11時頃、JR新幹線軽井沢駅に到着。田中康夫知事や佐藤雅義軽井沢町長がホームに出迎え、駅前では多くの町民、観光客の歓迎を受けた。駅前の木が正田家の別荘近くの南ヶ丘にあったケヤキであることを佐藤町長が説明すると、懐かしそうにご覧になっていた。午後は軽井沢町立植物園を視察され、軽井沢高原文庫の「谷川俊太郎展」にも立ち寄られた。27日は小諸の農家を訪問、30日は草津町の草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバルの音楽会に出席される予定。

 


詩の朗読をする幸田弘子さん


10年目の「軽井沢パリ祭」
華やかに最終日むかえる

 今年で10周年となる「軽井沢パリ祭」は、いつものようにホテルメゾン軽井沢で行われたほか、レイクニュータウンでも開催され、好評のうち8月24日終了した。この夏は7回開催。最終回は、「詩の朗読とシャンソン」が行われた。杉村美恵さんと鳳寛子さんによるシャンソンメドレーに続いて、朗読家第一人者として知られる幸田弘子さんが、シャンソンの詩も書いた詩人・吉原幸子の詩を情感たっぷりに朗読した。再びシャンソンが続いたあと、観客も一緒に「パリ祭」の歌を歌い、10年目の「軽井沢パリ祭」最終日の幕が閉じた。

  シャンソンメドレーを歌う杉村美恵さん(右)と鳳寛子さん

 


「宇野さんの絵本挿絵は作家のイメージに縛られていない。自由に書かれている」と吉田新一さん(右)。「文章もつくって、絵を描く人もいるが、僕はオリジナルで作るよりは、人のつくったものにどう向き合うかが好き」と宇野亜喜良さん(左)。

 絵本の森美術館初の試み
えほんサロン〜軽井沢のつどい〜

 8月23日、軽井沢絵本の森美術館ではイラストレーターの宇野亜喜良さんを招き、第1回「絵本サロン」を開催した。午後4時からのサイン会に続き、6時からは、同館顧問の英米文学者、吉田新一さんが聞き手となって「イブニング・トーク」が行われ、宇野さんは手がけた絵本の手法やイラストレーションに対しての考えなどを語った。そのあと、会場をエルツおもちゃ博物館のレストランに移し、ソプラノ独唱を交えたパーティが催された。
「初めての開催ですが、今後もいろいろな切り口で絵本の世界を紹介したいと思っています」と館長の土屋芳春さんは語っている。

 




からまつ材を使い、天然塗装で仕上げた、手触りのやさしい家具


伝統工芸の組子で森世紀プロジェクトのロゴマークを入れた座卓

森(しん)世紀工房 軽井沢展示会
〜森世紀プロジェクト・県産材を使った家具〜

8月19・20日、旧軽井沢ホテルで「森(しん)世紀工房」家具の初めての展示会が開かれた。会場には唐松材を使ったテーブルやイス、カウンターキッチンのほか組子や木曽漆器などの伝統工芸の作品も披露された。2日間で約400人が訪れ、実際に家具に触れて相談や注文する一般の客や、業者からの引き合いも多く、大盛況のうちに終了した。 長野県が平成14年度から進めている「森(しん)世紀プロジェクト」は、豊かで健全な森林の育成と県産材の需要拡大、伝統工芸や文化の継承・発展など様々なアプローチから、森林を取り巻く問題の総合的な解決に取り組むプロジェクト。その一環として立ち上げられた森世紀工房は、県内の建具業者に所属する技術認定されたマイスター達が集結し、からまつ等の間伐材を使った家具を製造して売り出していこうというもの。現在森世紀工房に参加している会社は大小50社。木工デザイナー小田原健さんがデザインし、職人達が試作を繰り返し、木ぬくもりとさわやかさが感じられる作品が出来上がった。今まで高価とされていた国内の木工家具に比べると、値段も低め。製品の均一化、大量生産も可能、もちろん建物の内装や据え付け家具、完全オーダーメイドからセミオーダーまで、ニーズやライフスタイルにあわせて相談にも応じる。
●連絡先/森世紀工房事務局 TEL.0269-22-5745 

 


「クマと人間の共存は可能」と説明するキャリー・ハントさん(右)。紹介したカレリアン・ベア・ドッグの名はタフィー。


タフィーは子供たちともすぐ仲良しになれる可愛い犬。よく訓練されていて、この日もお得意の芸を披露してくれた。

 キャリー・ハントさんの
「人とクマが共存する町づくり」の方法

 8月16日(土)、軽井沢町中央公民館で「人とクマが安心して住める町づくり」の講演会がNPOピッキオ準備委員会主催によって行われた。ピッキオ代表の南正人さんは「昨日も、近くにクマが来ているという連絡があり、ピッキオのスタッフが行って爆竹で追い払った。連日そんなことが軽井沢では続いている。今回、WRBI(ウインド・リバー・ベア・インスティテユ−ト)のキャリーさんとカレリアン・ベア・ドッグに来てもらい一緒に行動しながら、人もクマも安全に暮らせる方法を探りたい」と述べた。
 続いてキャリー・ハントさんが、クマ対策犬、カレリアン・ベア・ドッグを紹介し、今までの活動をスライドで説明した。
「今回行うクマ対策は、北米以外では日本が初めてとなります。カレリアン・ベア・ドッグはロシアとフィンランドの国境近くのカレリアン地方の犬で、独立心が高く、賢く、他の犬に攻撃的な性格があります」
 スライドでは、ゴミを求めて、人馴れしたクマが現れる。するとベア・ドッグが攻撃的に吠え追いかけようとする。クマはその勢いに驚き、逃げようとする。そこへゴム弾を打ち「人間のところに来るとひどい目にあうぞ」と、人間との境界を教え込む。
「今まで約300件のクマ攻撃に出動してすべて成功しています。クマも犬も人もだれも怪我をしていません」
 人間社会に入って来たクマはいつも殺されていたが、この方法なら殺さなくてすむ。これが、子供の頃から、野生動物を助けたいと願っていたキャリーさんが辿りついたクマ対策だ。ピッキオでも今まで3頭のクマをやむを得ず薬殺してきたが、そのたびに、「誰のせいで殺さなければならないか、人間のせいではないのか」と問い続けてきた。 
 ピッキオではこれから犬の訓練を行い行動するが、活動は主にクマがゴミ箱をねらってやって来る夜になるという。カレリアン・ベア・ドッグを使って「人間との境界」を教える方法はクマだけでなく、サルなど他の動物にも使えるだろうとキャリーさんは語っている。

 


記念品を手にする佐藤町長。
左端はウィスラー市長


町制80周年記念式典で行われた
「町鳥、町獣除幕式」

 国際親善交歓会開催
カナダ・ウィスラーより記念品贈られる

8月9日、『町制80周年記念・国際親善交歓会』が、軽井沢プリンスホテルで開催された。3時から町制80周年の記念式典が行われ、町獣・町鳥の制定を行った記念事業などが報告された。4時から『国際親善交歓会』が行われ、式典出席者、別荘関係者ら約850人が参加。姉妹都市カナダ、ウィスラーの市長オーレリー夫妻や、音楽ホールの寄贈で話題の大賀典雄さんの姿も見えた。オーレリー市長は「ウィスラーでのオリンピック開催が決まったことを報告できるのは嬉しいことです。軽井沢の経験から多くのことを学び、共に姉妹都市関係を構築していきたい」と述べ、軽井沢町長へ記念品が手渡された。記念品はカナダの先住民族に伝えられる『ズェズェ』と呼ばれる木製のマスクで、水と緑を守る湖の精霊を表した物。佐藤町長は「このマスクを大事にしながら水と緑を大切にしていきたい。」と語った。

 



ショー師胸像に献花

緑の中にバッハの曲が流れる…
ショー祭2003
緑陰の祭典行われる

 軽井沢を避暑地として見出した宣教師アレクサンダー・クロフト・ショーを称え、軽井沢の原点を振り返る「軽井沢ショー祭」が、8月1日、旧軽井沢にあるショー記念礼拝堂の前庭で開催された。約200人が参加し、ショー師胸像に献花。軽井沢を描いた文学作品の連読や「若い芽の会」によるバイオリン協奏曲の演奏も行われた。カナダ大使館から参加したレオ・ヨッフェ書記官は挨拶に立ち、「ショーの建てた礼拝堂に来て感激した。冬季オリンピックにバンクーバーが決まり、 軽井沢と姉妹都市のウィスラーもオリンピック会場となる。長野はオリンピックの先輩でもあるので、これからも交流が深まるだろう」と述べた。最後に、参加者全員が立ち上がって手をつなぎ「手を繋ぐ平和の祈り」で終了した。このあと「軽井沢と万平ホテル110年」と題
 
毎年、厳かな雰囲気の中で行われる
し、万平ホテル会長・佐藤泰春氏によるアフタヌーントークが礼拝堂 内で行われた。万平ホテル創立のきっかけとなった帝国大講師のディクソンと初代万平の様々なエピソードに、参加者たちは熱心に聞き入っていた。

 



今年も好評におわった軽井沢夏期大学の受講風景。
第55回 軽井沢夏期大学開催される

 8月2日(土)〜4日(月)の3日間、軽井沢中央公民館大講堂で軽井沢夏期大学が開催された。2日の法政大学教 陣内秀信先生「東京の基層を読む」や3日の元日本芸術文化振興会理事 藤波隆之先生「江戸の芸能」等に続き、最終の講座は東京経済大学教授 石丸晶子先生による「有島武郎の生涯〜札幌・アメリカ・東京そして軽井沢へ〜」。軽井沢にゆかりある作家・有島武郎への関心は高く、この日の受講者は約310人。町民、別荘客のほか、県外から毎年受講する人もいた。有島武郎の作品や経歴はよく知られているが、講座は有島氏が残した日記から彼の生涯をたどっていく内容で、その当時の有島氏の心情が伝わり、人物像が改めて理解できると好評だった。軽井沢夏期大学は、大正7年に始まり、今年で55回目。毎年8月に開催されている。

 


『軽井沢ショー祭』運営のための募金箱を彫刻家・船山氏が制作

 避暑地「軽井沢」を見出した宣教師A.C.ショーを称え、清楚な軽井沢を継承しようと『軽井沢ショー祭』は毎年8月1日に開催されているが、ショー祭実行委員会では、今後も継続的に運営するための基金を集める募金箱を設置することを決めた。木製の募金箱にはショー師の紹介プレートを付け、横に募金の趣旨を記す。上部には、ショー記念礼拝堂庭にある胸像の作者、彫刻家の船山滋生さんに依頼し、ミニチュアサイズのショー師胸像を付ける。予定では20個作り、募金箱を管理できるホテルやミュージアム、観光会館、駅案内所などに依頼する。

 


交通渋滞緩和策も3年目「パーク&レール・バスライド」この夏は3日間の延長

 一昨年から始めた夏の交通渋滞緩和の対策「社会実験」が、この夏は8月9日から13日までの6日間行われる。昨年の夏と大きく違う点は3日間延長したことと、バス専用レーンをなくし迂回することにより早く到着すること。これは春の連休に実験したときに効果があることがわかり取り入れることになった。中軽井沢駅と信濃追分駅に臨時駐車場を設け、マイカーから乗り換えてしなの鉄道を利用してもらい、軽井沢駅からシャトルバスで旧軽井沢へと回遊性を高める。シャトルバスは昨年も観光客に好評だったレトロ風バスを3台走らせる。また、指定の場所ならどこでも乗り捨て可能なレンタサイクルを200台用意し便宜を図る。

 


音楽ホール建設予定の場所

音楽ホール、具体的な設計は7月いっぱいに決定
花や樹木に囲まれた『森の音楽堂』に


 ソニー名誉会長・大賀典雄さんにより軽井沢町に寄贈される音楽ホールの設計が7月いっぱいには出来上がる。鹿島建設と竹中工務店により、それぞれ専門建築家が音楽関係者をまじえての設計を行い提出される。最終的には大賀さんが決定するが、関係者の話では、おそらく最高の音響を備えたものになるだろうと推測されている。計画では、600人規模の音楽ホールのほか、練習用の小部屋も設けられる予定。場所は矢ケ崎公園の東側、テニスコートと旧管理棟のある所に建設される。建物に付随する部分は大賀さんサイドが行い、周辺の整備は軽井沢町が行うが、「木の少ない所なので緑や花をたくさん植え、森の音楽堂という雰囲気にしたい」と町長は語っている。パーキングについては、今ある駐車場のほか東側を整備して数百台は停められるようになるので心配ないとのこと。ソフト面では、「芸術文化構成準備委員会」を町では発足した。大賀さんには特別顧問として協力を依頼する方針だ。

 


軽井沢−横川間のJRバス 8月より片道運賃値上げ

長野新幹線開業に伴い廃止となったJR信越線軽井沢−横川間の代替バスについて、JRバス関東(東京)は、8月1日からバス運賃を現行460円から500円に値上げすると発表した。一方、往復運賃は920円から900円に値下げとなる。利用者は2002年が79000人で、ピークだった1999年の119000人に比べ3割以上減少した。JRバス関東では「収支は厳しいが、1日7往復は維持したい」と語っている。

 


第1次審査の会場風景。気に入った曲があると、審査員はうちわを掲げ、壇上でピッキオの係員が数を数えるという審査方法。曲を聴き、歌詞のわかりやすさ、印象に残る曲か、歌いたい曲かで判断される。


審査員は10代〜60代まで、自薦他薦約100名が参加。軽井沢中学や軽井沢高校の生徒
も参加した。
軽井沢ラヴソングアウォード
第1次審査で15曲を決定
 「軽井沢から21世紀のラヴソングを」のテーマで5月1日から募集が行われていた『軽井沢ラヴソングアウォード2003』の第1次審査が7月6日、軽井沢町のロッジゆうげん荘「ホールしなの」で開催された。応募の締め切りは6月30日までだったが、北海道から九州まで13歳〜85歳の男女からの応募があり、その数は予想を上回る702曲。この日の第1次審査には、10代から60代までの軽井沢の町民100名が審査員として参加。予備選で選ばれた75曲を約4時間かけて審査した。
 審査方法は、表面に『アカハラ』(軽井沢の町鳥)、裏面に『ニホンリス』(軽井沢の町獣)が描かれたうちわを審査員が1本ずつ持ち、1曲聴くごとに良いと思ったら表を、曲を残すことに迷ったら裏を掲げるという方法(残さなくてもよいと思ったら何もしない)。この結果、15曲が本選コンサート出場に、また、補欠として5曲がノミネートされた(ノミネート曲名などについては、イベントページ、MUSICから軽井沢ラヴソングアウォードのHPで詳細発表)。本選コンサートは9月28日(日)に軽井沢町にあるベルデオープンシアターで開催される。(詳しくはイベントページ参照)

 


軽井沢高原文庫の館長を務めていた頃の中村真一郎さん。
右は堀辰雄夫人の堀多恵さん。
多恵さんは、今回の文学碑建設世話人会も務めている。



中村真一郎さんの文学碑は
斬新なガラスの碑

 軽井沢で毎年夏を過ごし、軽井沢高原文庫の館長も務めた作家・中村真一郎さんの文学碑が7月26日、軽井沢高原文庫の中庭に建立される。中村真一郎さんが亡くなったのは1997年12月。軽井沢にゆかり深い氏の足跡を残そうと、2年前から、文学碑の話が持ち上がり文学碑建設世話人会が発足して基金を集めていた。文学関係者や高原文庫会員を中心に約600人が協力し、この夏、建立の運びとなった。設計は中村氏とも交友関係が深い建築家・磯崎新さん。文学碑は今までにない、ガラスを使用した斬新なデザインのもの。金属より硬いという透明なガラスを合わせ、その中に、中村さんの直筆原稿、詩の一節『夏野の樹』が挿入される。

 




軽井沢の町鳥、町獣が決定
道路の愛称も

 軽井沢町では町制施行80周年を記念して、シンボルとなる町鳥、町獣を募集してい
たが、このほど、町鳥にはアカハラ、町獣にはニホンリスが決まった。募集は5月か
ら『広報かるいざわ』などで行い、カッコウやムササビなどさまざまな名があがっ
たが、「多くの人々に親しまれ、軽井沢のイメージにあったもの」をと選考委員会で
選び決定した。
 また、同時に募集していた国道18号(借宿分岐点〜群馬県境)は「紅葉通り」に、
国道18号バイパス(同区間)は「軽井沢グリーンライン」の愛称が決まった。

 




信濃追分の国道沿いにある
古い民家を改築予定

信濃追分に中山道資料館誕生
この秋開館に向けて準備進める
 「中山道69次を歩く」(信濃毎日新聞社刊)の著者、岸本豊さんが10月オープンを目指し、中山道資料館の開館準備を進めている。
 徳島市の教員だった岸本さんは、信濃追分を基点に5年間かけて中山道を調査し、本を出版。それをきっかけにしばしば追分を訪れていたが、定年退職した今春、家を新築して移り住んだ。研究資料を展示する資料館を造りたいと思っていた矢先、信濃追分の国道沿いにある築98年の家が取り壊しとなることを聞いた岸本さんは、持ち主にかけあい、急きょこの家を購入。内部を改築し、『中山道資料館』として10月にはオープンする予定だ。多くの人に宿場に興味をもってもらおうと、中山道69次の詳しい資料を宿場の順に展示する
。中山道69次をすべて展示するのは全国でもここだけだという。




ニュースバックナンバー2003年5月〜6月
ニュースバックナンバー2003年4月