「何かあったときに安心」軽井沢町内23の公民館分館にAED設置
軽井沢町は3月12日、町内の公民館分館に、各1台の自動体外式徐細動器(AED)を取り付けた。設置したのは、取り壊しが決まっている千ヶ滝中区分館をのぞく23の分館。閉館時にもすぐ使えるよう、入り口付近の壁面など、全て屋外のわかりやすい場所に取り付けた。
(三ツ石公民館に設置したAED)
AEDは、全身に血液を送るポンプ機能を失った心臓に、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器。ボックスから取り出したら、開いて電源を入れ、流れる音声ガイドに沿って使用できる。町は使い方などを学ぶ救命講習会を、公民館ごとに順次開く予定だ。
この日、三ツ石分館の設置に立ち会った同区長は「これから外での作業が増えてくる時期。誰かに何かあったときに安心」と話した。町は公民館分館のほか、小中学校や児童館、運動公園などの公共施設38カ所に45台のAEDを設置している。設置施設一覧はこちら(2025年3月現在)。