カーリングSC軽井沢クラブ男子 「劣勢から粘りに粘って」2年ぶり日本一

 「日本カーリング選手権大会」(2/2~9、横浜市)で、2年ぶり11回目の頂点に立った男子「SC軽井沢クラブ」の選手が2月20日、町役場を訪ね優勝を報告した。

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 高校に通う山本選手を除く、栁澤李空選手、⼭⼝剛史選手、⼩泉聡選手の3人が優勝カップを持って訪問。栁澤選手は「昨年の悔しい準優勝からチームで頑張ってきた。無事優勝でき今はほっとしている」と伝え、町長は「見ている人も勇気づけられた。町民を代表してお礼を申し上げたい」と祝福した。

 2次予選~決勝の4試合はすべて、5エンド終了時点で相手にリードを許す苦しい展開だったが「声を掛けあい情報を出しあって、その時やるべきことに集中した。不機嫌にならず、ご機嫌にプレーできた(山口選手)」。その結果、4試合とも後半で巻き返して勝利。小泉選手は「劣勢から粘りに粘ってという勝ち方。苦しんだこの2年間を表しているよう」と振り返った。

「男子カーリングにも、いい風が流れている」

 同大会初の首都圏開催で、アリーナ会場には連日1000人を超える観客が訪れ「ショットが決まったときの歓声がエネルギーになった(栁澤選手)」。山口選手も「男子カーリングが注目されることは少なかったが、今大会で一気に前進した。いい風が流れている」と喜んだ。

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(左から⼩泉聡選手、栁澤李空選手、⼭⼝剛史選手。クラブの合言葉である「GOKIGEN」の文字はユニフォームにもプリントされている)

 チームは330日にカナダで開幕する世界選手権に向け、3月上旬に日本を発つ。2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪へつながる、日本代表決定戦(9月開催)の出場権も得た。小泉選手は「五輪までの道のりはまだまだ長い。一つずつ勝ち切ってこのチームで五輪にいきたい」と決意を述べた。

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