軽井沢駅周辺の駐車台数確保へ、矢ヶ崎公園の緑地を駐車場にする計画 測量設計の補正予算可決

 軽井沢駅周辺の駐車場不足解消のため、軽井沢町は1月10日、1月第一回会議に町営の矢ヶ崎公園駐車場を拡張するための測量設計実施の費用などを新たに計上する補正予算案を提出し、賛成多数(賛成9人、反対6人)で可決された。

 拡張を計画しているのは、既存の駐車場(70台)と新軽井沢会館の間の木立のスペース。町道沿いの木を除くすべての木を伐採し、アスファルト舗装を施し、約60台の駐車スペースを新設する計画だ。「まずはなんとしても駐車場を早期に増設したいという思いで進める」(建設課長)と、測量設計終了後、町は施工費を盛った補正予算を、早ければ6月議会に提出する考えだ。

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(駐車場を拡張する計画のある、新軽井沢会館裏の木立スペース)

 表決前に行われた討論で反対議員は、駐車場の足りていない現状に理解を示しつつも「(拡張の計画地は)駅にほど近い場所に残された、小さいとはいえまとまった緑地。軽井沢全体のイメージを良いものにするために役立っている」。また長期駐車の車も目立つことから、料金設定の見直しもないまま増設を行うことにも疑問を呈した。賛成の立場から討論した議員はいなかった。町は1月24日、新軽井沢区の住民を対象に、矢ヶ崎公園駐車場拡張についての説明会を開く。

町営の新軽井沢駐車場はレイアウト変更で51台増へ

 近年、軽井沢駅周辺の町営駐車場では、東京圏への通勤者や町内在勤者らの車で、閑散期でも午前中の早い時間帯にすでに満車になるケースが続いている。この日の議会では、矢ヶ崎公園東側の町営新軽井沢駐車場(現在普通車226台、大型車12台)のレイアウト変更工事を行うための補正予算も可決。割り付けを見直すことで51台分を増加する計画で、今年度の工事完了を目指している。

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(レイアウト変更により、駐車台数が増える町営新軽井沢駐車場)

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