軽井沢町消防団による「夜警特別パトロール」始まる
軽井沢町消防団が各区で火災の予防を呼びかける、年末年始の「夜警特別パトロール」が12月26日から始まった。団員が1月13日まで、車両で管轄地域を巡回し、警鐘を鳴らして火災予防を呼びかける。時間は20~22時で、警鐘は21時まで。
初日の26日、軽井沢消防署で出発式があり団員約50人が出席。激励に訪れた軽井沢警察署の吉池重則署長は「軽井沢の夜は寒さが厳しく過酷な任務。健康管理に十分注意し、交通事故にも留意してほしい」と呼びかけた。
11月下旬以降で、火災6件と多発
町内では11月下旬以降に火災が急増し、住宅や車両の全焼など6件発生。死者は出ていないが、数人が軽傷を負っている。12月20日には2カ所で火災があり、1日に2回消防団が出動したケースは「これまで記憶にない」と消防団長の柏木智良さん。
薪ストーブから取り出した灰に火が残っていて、捨てた先で引火し燃え広がるなど、暖房器具を起因とした火災が多いという。「これからますます空気が乾燥する。防火意識を持って、十分注意してもらいたい」と柏木さんは話した。