来年度始動のサッカークラブ「軽井沢カウズFC」がクラウドファンディング 選手募集も
軽井沢を拠点とする新たな社会人サッカークラブ「軽井沢カウズFC」が、来年度から活動を始めるにあたり、資金を募るクラウドファンディングを行っている。支援金は試合で着用するユニフォームや、ボールなどの練習用品の購入に充てる。選手も募集中で、2月にトライアル選考を行う準備を進めている。
同クラブ発起人で監督を務めるのは東京都出身の原田凜太郎さん。小学生でサッカーを始め高校生の途中までプレーするも「お世辞にもスキルも態度も優秀とは言えなかった。それでもピッチ内外を俯瞰で見るのは得意でした」。高校卒業後にサッカー指導者を目指し、サッカーの母国イングランドへ。東京、オーストラリアでも指導者として経験を積んだ。
軽井沢が好きで定期的に訪れていたが、国籍やバックボーンの異なる多様な人々の暮らす街の姿が、自身の目指すオープンなクラブのイメージに重なった。「クラブのビジョンは『YOUR FRIENDLY NEIGHBOR CLUB』。様々な人がお互いを尊重し合い、自己表現のできるクラブを軽井沢に創りたい」と意気込む。
クラウドファンディングの目標金額は300万円。支援金の設定は3,000~37,800円で1月中旬まで受け付けている。返礼品には、軽井沢の町花サクラソウなどをあしらった同クラブのエンブレムの入ったユニフォームやキャップのほか、オリジナルのアイスクリームなどを用意した。「『軽井沢カウズFC』のクールなグッズを軽井沢の方々が身に纏い、町がさらに賑わっていくことを夢見ています」と原田さん。
選手は初年度メンバーとして18~25人を見込んでいる。練習は風越公園で平日の夜に2回、週末に隔週1回行い、長野県東信フットボールリーグ(実質J10相当)参入も予定している。
将来は子どもの育成を目的としたアカデミー設立も視野に「子どもたちが『本当の自分を知るキッカケ作り』と『自己表現』をできる環境を作っていきたい」と原田さんは話した。
写真やエンブレム画像は「軽井沢カウズFC」提供