軽井沢病院総合診療科の常勤医3人、退職の意向
土屋三千夫町長は8月29日、町議会定例会9月会議の再開あいさつで、町立国保軽井沢病院総合診療科の常勤医3人のうち1人が10月末に、2人が今年度末に退職の意向を示していることを明らかにした。10月末退職意向の医師には非常勤医として、年度末退職意向の医師のうち1人には引き続き勤務してもらえるよう依頼している。同病院によると、3人の退職意向はいずれも個々の判断によるものだという。
総合診療科は昨年度まで常勤医5人、非常勤医1人の体制だったが、年度末に退職した2人の常勤医のうち1人が非常勤医に。今年度は常勤医3人、非常勤医2人で診療を行っている。
診療体制の継続のため、中村二郎院長自ら大学病院などに医師派遣の働きかけを行っているほか、長野県ドクターバンクへの登録もしているが、新たな常勤医確保には至っていない。
現在、非常勤医3人で対応している内科一般外来同様、総合診療科の常勤医も不在になる可能性がある。町長は「引き続き地域の医療連携を含め、あらゆる可能性を模索し、内科系の常勤医確保に向け全力で取り組んでいきたい」と話した。