100年超の歴史ある幼稚園 園舎建替えの寄付募集

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 108年の歴史をもつ軽井沢幼稚園が、園舎の建て替えを目指して寄付を募集している。同幼稚園は大正時代に、宣教師ダニエル・ノーマンと妻のキャサリンが夏期保育を始めたことからスタートした。戦時中、カナダに帰国するノーマンに依頼され、ヴォーリズの妻・一柳満喜子が園長となり、軽井沢の子ども達の成長をサポートしてきた。この百年余りで、卒園生は1848人に上る。

 軽井沢幼稚園を運営する学校法人ダニエル・ノーマン記念学園は、母体となる教会からの援助が難しく、また私立幼稚園ということで園舎建替えの補助も少ない。令和7年の工事着工を目指し、予算2億5千万円のうち、自己資金や借入金を除く1億5千万円を寄付で募るという。「旧軽井沢で三世代、四世代にわたって通っているご家庭もあります。皆さんで地域の子ども達を育てていく気持ちで、お力を貸してほしい」と前園長で理事長の高石久美子さん。昨秋から寄付を募り始め、これまで500万円超が集まった。幼稚園ではバザーやチャリティーコンサートなども行っていくという。TEL0267-42-3071

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