軽井沢駅南口のショッピングモール「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」を所有、運営する西武リアルティソリューションズが1月17日、増加する訪日外国人の利便性向上のため29日から、購入商品を海外の自宅へ送れるサービスを始めることを発表した。また、2月1日からは、対面型の翻訳対応透明ディスプレイ1台をインフォメーションセンターに設置し、円滑な意思の疎通に役立てる。

　海外配送は、店舗ごとに購入した商品を約120カ国へ送ることできる「TUMOCA Express（ツモカ エクスプレス）」というサービスで、県内では初導入だという。店舗で提示されるQRコードを読み取り、発送先の海外住所などの情報を入力する。まずはモール内14店舗（下記に記載）で開始し、2024年末約30店舗、25年末約70店舗と順次増やし、将来は飲食店を除く全店舗に広げる予定だ。

　対面型の翻訳機は、マイクを通して発した外国語が日本語に、日本語は指定された国の言葉にリアルタイムで翻訳され、透明ディスプレイに表示される、TOPPAN提供のサービスを活用。英語、中国語、タイ語など12カ国語に対応している。キーボード入力により、発話の難しい人とのコミュニケーションにも活用できる。

　同モールでは23年の新型コロナウイルスの5類移行後、訪日外国人旅行客が19年比で約1.3倍まで増加。売上高全体の約15%が海外の旅行客が占めるという。

海外配送サービス導入店舗

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対面型の翻訳対応透明ディスプレイ「VoiceBizⓇUCDisplayⓇ 」の活用イメージ©TOPPAN Inc.