スポーツコミュニティー軽井沢クラブから4チーム、「日本カーリング選手権大会」へ

 「日本カーリング選手権大会」(1/27~2/4、札幌市どうぎんカーリングスタジアム)に出場する、スポーツコミュニティー軽井沢クラブ所属の4チームが1月9日、軽井沢町役場に土屋三千夫町長を訪ねた。大会には「SC軽井沢クラブ」「SC軽井沢クラブJr.」それぞれの男女チームが出場。各チームのスキップが、大会に向け抱負を語った。

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 同大会2連覇中の男子「SC軽井沢クラブ」の栁澤李空選手が「(昨年秋~冬の)3カ月半のカナダ遠征では、世界ランク上位チームとも対戦を重ね、非常に良い経験ができた。そこで得たものを発揮し3連覇を目指したい」と決意を述べると、前回大会「ロコ・ソラーレ」(北海道北見市)との決勝で涙を飲んだ上野美優選手も「目標である優勝を果たせるよう、チーム一丸となってお互い支え合ながらプレーしてきたい」と意気込んだ。

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「SC軽井沢クラブJr.」は男女ともに、中部大会を勝ち抜き日本選手権出場を決めた。メンバーのほぼ全員が初出場。男子ジュニアの高橋之介選手は「その場の空気や雰囲気を味わうとともに、たくさんの経験や学びを得たい」。女子ジュニア、渡辺葵衣選手は「自分たちのベストを尽くせるよう、最後まで諦めずに楽しんでプレーしてきたい」と静かに闘志を燃やす。

 同クラブからの4チーム出場に、町長は「ジュニア育成に力を入れてきた成果が着実に出ている」と喜びを表し、「普段の力を出せるよう、気負わずに楽しんできて」と選手を激励した。

 同クラブは2016年から、トップチームの選手らが次世代選手を育てる「カーリングエリートアカデミー」を開校するなど、クラブ全体の底上げに注力。同アカデミー出身のジュニア2チームとともに、日本の頂点を決める大会に出場することについて、平昌冬季五輪(2018年)出場メンバーでもある山口剛史選手は「すごいことだと思うし、一歩ずつ進んできたからこそ今がある」と冷静に振り返る。

 理想としているクラブの形に近づいてはいるものの「まだ50%くらい」だと言う。「規模を大きなものにして、クラブの中でもっと切磋琢磨し、どのチームが出ても世界と戦えるようにしていきたい」と話した。

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 日本カーリング選手権には男女各10チームが出場。男女各2グループで一次予選を実施。グループ上位3チーム(計6チーム)で二次予選を行い、上位3チームが決勝トーナメントに進む。大会には軽井沢を拠点にする男子「TM軽井沢」、女子「中部電力」も出場。同大会の優勝チームが、世界選手権(24年3月開幕)に日本代表として出場することが決まっている。

日本カーリング選手権出場チーム・男子
SC軽井沢クラブ/北見協会/ロコ・ドラーゴ/ARCADIA/チームTANI/SC軽井沢クラブJr.(軽井沢KOOrpions)/岡山CA/TM軽井沢/札幌国際大学/コンサドーレ

日本カーリング選手権出場チーム・女子
ロコ・ソラーレ/SC軽井沢クラブ/北海道銀行/Koto/GRANDIR/SC軽井沢クラブJr.(Stella)/チーム広島/中部電力/フォルティウス/ロコ・ステラ

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