児童数増える軽井沢西部小、教室棟新設に先がけプール解体へ 1月会議に補正予算提出

 軽井沢町は12月25日の全員協議会で、児童数が増加している軽井沢西部小学校の東教室棟を建てるのに先がけ、防火水槽新設と教室棟予定地にあるプールの解体工事を、今年度から2カ年の債務負担行為で発注する考えを示した。2024年1月12日の本会議に、工事費として補正予算を提出する。

 西部小のプールは現在、泳ぎには使用していないが、西保育園、西地区児童館の防火水槽の役割を果たしているため、代わりとなる新たな防火水槽(40㎥)をプール北側に建てる。その後、プールを解体する。工期は4~4カ月半を予定している。

 この日は、基本設計まで進んでいるという東教室棟についても、町教委の担当者が説明。建物は2階建てで、外観の仕様は既存校舎に合わせる。教室を仕切る壁は可動式にし、ワンフロアとしても使用可能に。最大で各階3教室、計6教室まで設置できる。

 男女トイレと更衣室、教材庫・倉庫を各階に設け、医療的ケア児の使うエレベーターを設置。西地区児童館の利用が「キャパシティー以上で厳しい状況」のため、1階の教室を放課後子ども教室としても利用したいという。工期は2カ年を予定し、26年4月からの使用を見込む。工事費を盛った補正予算を、24年6月会議に提出するため準備を進めている。

 児童数の増加にともない同小学校は23年4月から、グラウンドに建てたリースのプレハブ仮設校舎(2棟4教室)を4年生の2クラスと、特別支援学級が使用。現在の2歳児人口から推測すると、既存校舎の教室数では足りず、現在の2年生、特別支援学級も人数が増加傾向であることから、新たな教室棟の建設を決めた。

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東教室棟の建設予定地である、西部小学校のプール。

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