秋晴れ&紅葉の中、県内で最も早くシーズンイン 50周年の軽井沢プリンスホテルスキー場
1973年の開業から50周年を迎えた軽井沢プリンスホテルスキー場が、長野県内で最も早く11月1日にオープンした。紅葉で色づく山々に囲まれ、県内外から訪れたスキーヤーや、スノーボーダーが滑りを楽しんだ。
オープニングイベントでは、ともに冬季五輪出場経験があり、同スキー場でスクールを開く岡部哲也さん(アルペンスキー)、橋本通代さん(スノーボードハーフパイプ)らがデモ滑走。軽快に滑り終えた岡部さんは「雪は例年より少し多い印象。非常に引き締まって滑りやすい」とシーズンインを喜んだ。
同スキー場は10月8日から、この日のオープンに合わせ8基の造雪機を24時間稼働して約6,000㎥の雪を造った。当面は「くりの木コース」(380m)と「プリンスゲレンデ」(370m)の2コースで営業。順次コースを増やし、来年1月上旬までに全16コースのオープンを目指す。インバウンド需要も見込み、ソリやチュービングを楽しめるエリアも設置した。
富士山麓のスキー場で初滑りし、親子で今季2度目のスキーを楽しみにきた名古屋市の母親は「こんなに沢山の雪を作ってくださって、ありがたい。上からの紅葉がきれいでした」。小学1年生の女児も「楽しい。もっと滑りたい」と笑顔。
開業50周年を記念し、ナイターゲレンデの貸し切りができる50万円のプラン(1/9~2/29、要予約)を販売するほか、スキー場内の伊レストランプリモで50周年を記念したメニューも提供する。
同スキー場総支配人の佐藤光紀さんは「暑い日が続き雪づくりに苦労したが、オープンできてほっとしている。安心で快適に滑れる環境を提供していきたい」と話した。3月末までの営業期間中に、昨年より6千人多い、31万人の来場を見込んでいる。