「電話でお金詐欺」一歩手前で防ぐ 軽井沢駅前郵便局に感謝状
軽井沢警察署は9月11日、電話でお金詐欺被害を未然に防いだとして、軽井沢駅前郵便局(局長:金箱和也さん)に署長感謝状を贈った。
同局によると、軽井沢滞在中の80代女性が8月23日、「(金融商品への投資のため)現金800万円を振り込みたい」と同局を訪問。窓口対応した小林知子さんは、高額で振込先が外国人の個人名義だったことを不審に思い、同僚の佐藤えりかさんに相談。電話でお金詐欺を疑い、佐藤さんが警察に通報した。女性は振り込みをせず、警察到着前に郵便局を離れたが、署員が指定された振込先の情報を調べ、後日女性や家族に連絡をとって詐欺だったことが判明した。小林さんは「以前勤めていた佐久郵便局でも同様の事例があり『第六感』が働いた」。
同局では年配の人による高額な送金の際は、チェックシートの記入をお願いしているが、「今回のケースは『大丈夫』にすべてマルがついていた。その後のヒアリングで、不審な点に気付けたのがよかった」と金箱局長は話した。