開館1周年セレモニーにフランス人の美術館研究家も参列
軽井沢安東美術館が開館1周年を記念し、10月8日、町長や美術関係者らを招いてセレモニーが行われた。列席したソフィー・リチャードさんは『フランス人がときめいた日本の美術館』などの著作でも知られる美術史家。美術館の調査として軽井沢に度々訪れている。
「軽井沢は上質な美術館がある。夏を中心に来訪者も多く、自然や文化的な要素は軽井沢の大きな魅力」と話す。安東美術館については「藤田嗣治やエコール・ド・パリは、ヨーロッパでは20世紀終わりには流行が過ぎたアーティストで、最近はなかなかフジタの作品を見る機会も減ってしまった。安東美術館は一度にフジタの生涯や多くの作品に触れられる」と評し、「安東美術館を訪れ、フジタへの関心が湧くきっかけになれば」と期待を寄せた。
軽井沢安東美術館では1周年特別企画展「ようこぞ藤田嗣治のお家へ」を開催中。