町地域活動支援センターの3人 障がい者によるバリスタ競技会出場へ

 障がいのあるバリスタ(コーヒーをいれる職人)によるコンペティション「チャレンジ・コーヒー・バリスタ」(9月28日、品川プリンスホテル)に、軽井沢町地域活動支援センターの利用者3人が出場する。石塚賢さん、千葉理香さん、工藤恵さんに、町内のサポートボランティア2人を加えた5人のチームで、4月から毎週1回、練習に励んでいる。

 大会は、障がい者のバリスタとしての技術向上、新しい雇用拡大を目的に、日本サステイナブルコーヒー協会などが主催。今回は3回目で、1都6県から10チームが出場する。コーヒー豆の計量から抽出、サーブ、接客までの実技と、3種の豆を各々配合したブレンドの味の審査を競う。

 8月21日の練習では、3人の役割分担や提供までの流れを確認した。本番を想定し、審査員に見立てた他のセンター利用者らに、実技を見てもらってコーヒーも提供。チームの技術サポーターで、沢村ロースタリー店長の山本岳広さんも見守り、「最初にお湯を注ぐ時は、真ん中に細く」などとアドバイスした。

 本番を約一カ月後に控え、千葉さんは「だんだん緊張してきたけど、練習通りできるようにしたい」。工藤さんは「がんばります」。木もれ陽の里の喫茶「ひまわり」のスタッフで、コーヒーも提供している石塚さんは「優勝したいです」と力を込めた。

 サポートボランティアの町内の女性は「最初は言われるがままだったのが、3人とも今は考えながらやっている。技術も見違えるように上達しているので本番が楽しみ」と話した。大会は12:30開始で、YouTubeでライブ配信される。

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奥から千葉さん、工藤さん、石塚さん。コーヒーをいれる練習に励んでいる。

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