新選組の追分宿滞在から160年 土方歳三の刀剣などゆかりの品を展示
追分宿郷土館は7月23日から8月27日まで、新選組副長・土方歳三ゆかりの刀「備前祐永」などの特別展示を行う。刀は松本市の刀剣ユーチューバー佐藤ケイスケさんの所有で、他にも、初代筆頭局長芹沢鴨ゆかりの刀や鉄扇、隊士の鎖帷子、山岡鉄舟の掛け軸なども合わせて借り受ける。
「備前祐永」は土方が文久3(1863)年に手に入れ実戦で使用したのち、二番隊組長の永倉新八に譲り渡した刀とされ、柄には「為新選組副長土方歳三」「文久三年」の銘が刻まれ、鞘には永倉家の家紋が入る。
文久3年は新選組の結成、追分宿に宿泊した年でもあり、今年は160年目。佐藤さんは「幕末の英傑たちのロマンや侍文化、刀剣文化を肌で感じてほしい」と話した。
佐藤さんと刀剣を見学する企画も8月11日13時半〜開催(定員50人、電話で要予約)。TEL0267・45・1466(追分宿郷土館)
芹沢鴨ゆかりの刀「二代目濃州兼信」(上)と土方歳三ゆかりの「備前祐永」(下)と佐藤さん。