車のライトに光る「ルイザちゃん」キーホルダー 新一年生に寄贈続け10年
車のライトに反射する、軽井沢町のキャラクター「ルイザちゃん」のキーホルダー型リフレクター(反射材)。町内在住のイラストレーター宮川ヒロミさん・デザイナーのしょうこさん夫妻が、公立3小学校の新一年生に寄贈を続け、10年を迎えた。
4月26日、夫妻は軽井沢西部小を訪問。「みんながいるって早く気付いてもらえるので、ランドセルやカバンに付けて使ってください」と、1年生2クラス(計64人)の代表児童に、しょうこさんが手渡した。
リフレクターは縦横約7cmで、若草色を基調にVサインした「ルイザちゃん」をデザイン。警察機動隊のベストなどにも使われている反射材を両面に使用し、自動車のロービームだと約125m、ハイビームなら約450mの距離からも視認できるという。
この10年で寄贈した数は約1700個。外気に触れずに保管しておくと、加水分解で劣化するため、新一年生の人数分を毎年国内の業者に発注して制作している。最初に寄贈したときの小学1年生は、今年高校1年生。「その子たちが、お子さんを持つ年齢になるまでは続けたい。あのとき、大人たちが自分を守ってくれたと感じてもらえたら」とヒロミさんは話した。
東部、西部小の新一年生にも校長会を通じて、近く贈られる予定だ。