児童数増加の西部小 校庭にプレハブ校舎完成
児童数増加のため軽井沢西部小の校庭に建設していたプレハブの仮設校舎が完成し2月28日、学校に引き渡された。町内でも特に転入者が増えている西部小は、22年度の1年生が77人で創設以来初の3クラス編成に。23年度の新1年生は2クラスの予定だが、空き教室に余裕がないことから設置した。
仮設校舎は、校庭の南西に2棟の平屋建て計4教室分を建設。窓は強化ガラスで、空調、水道も教室ごと備えた。毎年4年生と特別支援学級が使っていくことが決まっている。
使用する児童ら見学、使い方を確認
来年度に教室として使う3年生が3月6日、仮設校舎を見学し、荷物の置き場所などを先生と確認。「下駄箱のところが混みあう」など気付いた点を出し合った。本校舎との行き来には一旦屋外へ出るため、何度も靴を履き替える必要があり、降雨時は傘も必要。トイレも1棟に2つしかないなど不便な点も多い。町は3年間のリース期間中に情勢を見ながら、本校舎増築が必要かどうか検討を進める。田野公章校長は「安全再優先で、考えられることは想定して準備している。情報伝達などの面で分断されることがないよう注意したい」と話した。
校舎の南西に2棟建てられたプレハブの校舎。