3期12年務めた、藤巻進町長が退任

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 藤巻進軽井沢町長が2月9日、任期満了に伴い町長を退任した。町役場で開いた退任式で、集まった職員らに感謝を述べ「嬉しく楽しく充実した12年間でした」と振り返った。

 藤巻町長は2011年、新人3氏による選挙戦を制し初当選。ソフト面では、50・100年先を見据えたグランドデザインの作成、G7・G20の誘致、信大・東大との連携、軽井沢高校の魅力化と公設塾設置などを推進。ハード面ではラウンドアバウト設置や借宿バイパス線の新設、軽井沢駅自由通路のドア設置などに取り組んだ。

 1月の町長選で争点となった庁舎等建設事業については「行政として情報発信不足だった一語に尽きる」とし、町の課題や政策について丁寧な説明を心掛けるよう職員に伝えた。

 式終了後は、駐車場に集まった職員の拍手に包まれて庁舎を後にした。10日からは、土屋三千夫氏が新たに町長に就任する。

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