御代田町長選 立候補予定者2氏による公開討論会
軽井沢青年会議所は2月8日夜、任期満了に伴う御代田町長選挙(14日告示、19日投開票)に立候補を表明している現職の小園拓志氏(45)、新人で前町議の市村千恵子氏(65)による公開討論会をエコールみよたで開いた。2氏はそれぞれ町のビジョンや「子育て政策」「教育」「防災・減災・インフラ」「農業・商工業」をテーマに、考えを述べ合った。
「子育て政策」では、若い世代の転入増による保育園不足に話が及んだ。小園氏は「保育士の確保が相当難しい部分がある」とし、民間保育園の誘致と町立保育園の増改築で対応するとした。一方、市村氏は保育園の新設も視野に入れ、「保育士の賃金など、待遇面でも町独自にサポートしたい」と話した。
最後の演説で、小園氏はこれまでの任期を振り返り「皆さんの役に立ちたいと思うあまり、急ぎすぎてしまったところがある」と反省を口にし陳謝。「今まで以上に職員ととことん語り合い、町民の皆さんから意見をいただき、ともにまちづくりを進め一つひとつの政策を確実に実行したい」と力を込めて語った。
市村氏は、現町長の行政運営の乱用が職員を疲弊させ、役場機能の低下を招いていてると指摘し「町政をしっかり前に進めるため立候補を決意した」。町民目線で政策を進めるとともに「職員の力を最大限発揮できるよう、25年の議員活動で培ったものを最大限生かしながら町政を進めていく」と決意を述べた。
会場に準備した300席が埋まり立見も出るなど、町民の関心の高さを窺わせた。軽井沢青年会議所は近く、YouTubeチャンネルで公開討論の様子を配信する。