当選が決まった直後の挨拶
「喜びというよりも、ほっとした。皆さんの想い、希望を頂いた。これからは改めてこの重責を担っていくので、気を引き締めていきたい。今日の午前中は、この勝利を信じて、明日以降、どういうスケジュールでやるかを考えていた。まずは新庁舎の問題は待ったなしで、2月10日に検討委員会が開催されるので、その委員会にでることが最初の仕事になる。これまで申し上げてきた自分の方針、「一旦凍結して見直し」という考えを述べ、具体的にどうしていくのかを委員会の方と話して、町民の皆さんと意見を調整していくかを考えていた。自然環境の問題も公約にいれているので、具体的にどうするのか、誰に相談するか。また町民の皆さんの声を聞くために、どういう体制をどう作るか、専門部署を作ると掲げたが、具体的にどうするか、組織をどう変えるかなどを考えていた。ようやくこれで実行できる力を与えて頂いたと思っている。町長になりたいからではなく、それはあくまでも手段。目的はこの町を変えること。手段と目的を勘違いしないように、改めて肝に銘じたい。議会とも一緒に協力してやらなければいけない。役場の職員のモチベーションも上げて、本当に価値のある仕事だと意識づけることも大事だと思っている。議会も職員も目指しているところは、良い町をつくること。町政は妥協ではない、順番を見せながら、この4年でどうしていくか、情報公開をして道筋を示したい。向かっているベクトルはみんな同じだと思っている。町民の多様性はこの町の特色。それは価値観や意見が多様ということ。そこをまとめるのは難しいのは十分自覚している。それぞれに協力してもらわなければならない。その力を結集すれば解決できると信じている。引き続きサポートしていただきたい。」
・勝因は?
「草の根で初めて、考えをミニ集会などで、延べ600,700人の方と話をした。そういうものから広がった成果。具体的に軽井沢をどう変えていくかという話も共感していただけたと思う。」
・届いた訴えは?
「庁舎と自然環境」
・最優先の問題は?
「急がれるのは庁舎問題。3月末で基本設計の契約が終了するので、一旦凍結という方針を出して、どうするかを急いで関係者と話すことが時間的に急がれること」
・他の候補者への投票の声をどう受け止めるか?
「行政の経験未知数という声が多いのも自覚している。現職が進めていることへの賛成票もあったわけですから、それを受け止めながら、具体的にどうしていくかを情報公開をして、コミュニケーションをしっかりとっていくことが一番の近道だと思っている。町民の声を聞く専門部署を設けると言っているので、誤解を解いたり、共感を得たりすることを続けてたい」
・選挙戦が始まって、風が自分に吹いていると感じる瞬間はあったか?
「票読みはしづらかったが、町内を回っていて、全域で反応がよかった。具体的には家の中から出て待っていてくれたり、窓から手を振ってくれたり、車から降りて話しかけてきてくれたり、そういうものが町内全域で感じられました」
・町民に伝えたい思いは?
「オールドルーキーのように思われている方もいらっしゃると思う。今進めている庁舎の問題を凍結・見直しへの理解を求めるようにしたいと思っている。自然環境は軽井沢の宝なので、町民の方にも理解して頂きたいし、足りない部分は意見を出して頂きたい」
・G7はどのような思いで臨むか?
「今の世界の状況で、外相会合は重要視されている。軽井沢は第二次世界大戦中、旧スイス公使館で平和活動が行われていた。町民が協力して、疎開していた外国人2000人以上の食料問題を解決しました。それは平和活動だと思う。そういう場所だとしっかりと訴えて、そういう場に外相会合が開かれることに敬意を表しながら、軽井沢の特徴を発信していきたい」