町長選告示前、4候補者が公開討論会で熱く語る
軽井沢町長選(1月17日告示、22日投開票)に向けた公開討論会が1月11日に軽井沢町中央公民館で開催された(主催/軽井沢青年会議所)。現時点で立候補を表明している現職の藤巻進氏、新人の土屋三千夫氏、新人の押金洋仁氏、新人の下田修平氏が出席。4人の候補者は町長としてのビジョンや町のイメージ、町が抱える課題などについて意見を述べた。
庁舎建替えについて、土屋氏は「いったん凍結。お金の使い方を見直す」、押金氏は「基本設計を見直し予算減額」、藤巻氏は「必要なものはしっかり作る。安かろう悪かろうはいけない」、下田氏は「時期と予算を見直すべき」と話した。
最後のフリー発言で、下田氏は「候補者ではなく、いち町民として、藤巻さんに伝えたい」と前置きした上で、ハコモノ行政からの転換を求めた。土屋氏は「大事なことは本当に政策を実行できるかどうか」とし、町長にはバランスの取れた経営能力や広い視野が必要と訴えた。藤巻氏は建設予定の児童発達センターや軽井沢病院の体制維持、少子化対策、地球環境について言及。押金氏は自身がビオトープ管理士の資格を有することに触れ、「生き物と人がどう生きるか」と持続可能な社会などについて語った。
会場には200人近い聴衆が訪れ、4人の候補者の意見に熱心に耳を傾けた。公開討論会の様子は後日動画配信される。