軽井沢町長選 前町議の押金洋仁氏、出馬表明
1月22日に行われる軽井沢町長選に、新人で前町議会議員の押金洋仁氏(55)=無所属=が出馬を表明した。現町長がG7やG20など国際会議誘致で軽井沢の名前を広く知ってもらうことに力を入れてきたが、「ブランド力は中身が大切。教育や福祉、医療など普通の人の暮らしに重きが置かれていない」と出馬理由について説明。また庁舎建替えの時期や決定方法に、一人のリーダーの意向が強く働き過ぎていると指摘する。「次の4年間も同じことが繰り返されるのはよくない。今こそ変えるべき時。覚悟を持って出馬を決めた」と話した。
町議会議員在職中は、広報や自然環境、インフラ老朽化の問題などに注力してきたが、議員としての活動に法的な限界を感じたことも今回の出馬につながった。町政に関わる中で見えてきた町の課題解決にも取り組みたいとし、高齢者の居場所づくりや教育格差の解消などに着手したいという。
「まずやりたいのは町政の見える化。SNSや対面で町民へ情報を伝達していきたい」。
同町長選では他に現職3期目の藤巻進氏(71)、新人で会社社長の土屋三千夫氏(65)、新人の下田修平氏(45)が立候補を表明している。