浅間学園利用者の作品、ホテルで展示

「カワイイコ=作品」貸し出します!

 障がい者支援施設「浅間学園」は、施設利用者が制作した絵画、立体作品を無料で貸し出す「カワイイコに旅をさせたい!企画」を行っている。「カワイイコ=作品」を多くの人に見てもらうことで、作者と社会が繋がれるよう昨年より始めた。

 軽井沢プリンスホテルなどを運営する、西武・プリンスホテルワールドワイドは3月につづき、この秋も浅間学園とコラボ。同ホテルウエスト・イースト、ザ・プリンス軽井沢など6カ所で10月30日まで、約50作品を展示している。

 9月17日、作品の制作者が軽井沢プリンスホテルウエストを訪問。幾つもの曲線の中に赤や緑などで色をつけた背景に、沢山の横向きの女の子を描いた羽柴富久美さんは、展示風景を見て「うれしいです」。各展示場所には作品の感想を書くメッセージカードを設置。前回は約200枚のカードが寄せられたと言い、同学園アートディレクターの辻奈々さんは「作者の励みになるので、感想を寄せてもらいたい」と呼びかけている。

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軽井沢プリンスホテルウエストを訪れた、浅間学園の作品制作者、羽柴富久美さん(左)と井出節子さん(右)。

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