「新鳥井原橋」が開通 約1年8カ月ぶりに車が行き交う
町道塩沢鳥井原線の湯川にかかる「新鳥井原橋」が、架け替え工事を終え7月22日開通した。安全祈願祭、開通式を経て午後1時に開通すると、2020年11月以来約1年8カ月ぶりに車が行き交った。
以前の橋は1970年建設で劣化が激しく、2016年の法定点検でも早期の対策が必要と診断された。幅員が狭いため車のすれ違いができず、特に繁忙期は交通トラブルや渋滞の要因になっていた。
完成した橋は長さ37.5m。車道は以前の4.0mから5.5mに拡幅し、橋上でも車がすれ違えるように。幅1.7mの歩道も新設した。洪水被害防止のため、流木などが橋にかからないよう橋脚をなくし、橋付近の川幅も広げた。事業費は約3億9500万円で、そのうち約1億5800万円は国庫補助金をあてた。
開通式で藤巻進町長は「交通面の課題解決が期待されるとともに、防災面でも安心していただける橋となった」。橋を見に訪れた近隣住民は「開通を楽しみにしていた。工事期間は長かったが、立派な橋ができてよかった」と話した。
以前の橋の名称は「湯川橋」だったが、同名の橋が町内に4つ存在したことから、混同を避けるため開通を機に「新鳥井原橋」に改称した。