国歌斉唱で一位実感、カーリング「SC軽井沢クラブJr.」優勝報告
21歳以下のカーリング世界大会「世界ジュニア選手権」(5/15~22、スウェーデン)で頂点に立った女子日本代表の「SC軽井沢クラブJr.」が6月6日、優勝報告会見を開いた。メンバーは佐久市出身の山本冴選手(リード、スキップ)、いずれも軽井沢町出身の上野美優選手(フォース)、結生選手(セカンド)の姉妹、荻原詠理選手(サード)の4人。
大会には10カ国が出場し、総当たりの予選で上位4チームがプレーオフに進出。負けていたら敗退が決まった、予選最後のカナダ戦が正念場だったと上野(結)選手。「どの試合も大事だが、特に勝たないといけないと意識した」という。決勝のスウェーデン戦は、序盤は相手に押される場面もあったが、山本選手は「最後まで耐えて耐えて、ショットを繋いだ」。
金メダルの実感が湧いた瞬間について、荻原選手は「チームジャパンとコールされ表彰台に向かう道で感動し、国歌斉唱のときに一位になったんだと実感した」。
来シーズン、山本選手と上野(美)選手はジュニアカテゴリを離れる。それでも上野(美)選手は「難しい部分はあるが、またこの4人でやっていきたいなと思っている」。次の目標については「世界選手権優勝、五輪で金メダル」と4人が口をそろえた。
会見に先がけ4人は、藤巻進町長を表敬訪問。借り受けた金メダルを手にした町長は「重いですね。まさに努力の結晶。世界ナンバー1は快挙」と讃えた。
大会には名寄協会(北海道)の三浦由唯菜選手もリザーブで入り、出場した。