沢屋のブルーベリー搾りかすで染色 コンバース「オールスター」
コンバースの定番スニーカー「オールスター」の新色に、ジャム製造の沢屋(軽井沢町)から出たブルーベリーの「残りもの」が使われている。環境や社会に配慮したエコ素材などを靴に使う「e.c.lab(イーシーラボ)」シリーズの一つで、3月に発売された。
沢屋は毎夏、長野県小諸市や佐久市などで採れたブルーベリーからジュースを製造している。果実を搾ったあとに出る数百kgの果皮は、染色などを手がける会社「艶金」(岐阜県大垣市)に10年以上前から提供。「当時はSDGsというより『もったいない』という思い」(古越道夫沢屋社長)から、ハンドタオルなどの染色に使われてきた。その取り組みを知った、コンバースジャパンから声がかかったという。
商品名は「ALL STAR NOKORIZOME(ブルーベリー)」。ローカットとハイカットがあり、オンラインで販売している。ともに9,900円。