カーリング女子「SC軽井沢クラブJr.」2年ぶり日本一 目標は世界ジュニア優勝
カーリングの女子チーム「SC軽井沢クラブJr.」が12月21日、藤巻進町長を訪ね「第30回日本ジュニアカーリング選手権大会」での優勝を報告した。訪ねたのは、セカンドの上野結生さん、サードの荻原詠理さん、フィフスの金井亜翠香さん、ヘッドコーチの西室雄二さんの4人。出場を決めた来年3月の「世界ジュニア選手権」(スウェーデン・ヨーショーピン)で「優勝したい」(上野さん)と力強く語った。
21歳未満が出場する「日本ジュニア」は11月16~21日、どうぎんカーリングスタジアム(北海道札幌市)で開催。予選は8チームの総当たり制で、最初の3試合を1勝2敗と負け越すも「そこから粘り強く戦うことができた」と西室コーチ。その後4連勝で予選を1位通過すると、決勝トーナメントは準決勝、決勝ともに1点差で勝利し、2年ぶり2度目の日本一を決めた。
メンバーは軽井沢町や佐久市に在住する大学生。日中は学業優先で、都内の大学へ新幹線通学する選手も。それでも夜にはチーム練習ができるよう、時間をやりくりしている。町長は「体に十分気を付けて、ベストコンディションで試合に臨んでほしい。軽井沢から応援しています」と、世界ジュニアに挑む選手へエールを送った。
上野結生さん(セカンド)
チームの目標は「世界ジュニア」優勝。一人のミスをみんなでカバーしたり、アイスの情報を共有して、チームの100%のショットを作り上げることにこだわりたい。最後に笑って勝てればと思う。
荻原詠理さん(サード)
前回の世界ジュニアは4位で、メダルに届かず悔しい思いをした。次はしっかり表彰台の一番高い所に上れるよう、今出来ることをやっていきたい。楽しんでやっていれば、結果はついてくる。
金井亜翠香さん(フィフス)
普段は別のチームで活動しているが、県予選からこのチームに帯同している。世界ジュニアも、みんながベストを尽くせるようサポートしていきたい。
(左から荻原詠理さん、上野結生さん、藤巻町長、金井亜翠香さん、西室雄二さん、カーリングSC軽井沢クラブサブチェアマンの佐藤一郎さん)