ヴァイオリニストの大谷康子さん、軽井沢高生に演奏会
ヴァイオリニストの大谷康子さんとピアニストの小山さゆりさんが1月10日、軽井沢大賀ホールで軽井沢高校生に演奏会を開いた。大谷さんは音楽を通して子どもの心を豊かにしようと学生時代から小中学校や高校、病院、介護施設などで演奏している。
同校生徒約300人にトークを交えつつ、校歌や、エドワード・エルガー作曲の「愛の挨拶」、中野稔さんが作曲した「ロンド」など12曲を奏でた。大谷さんは8歳でアメリカに演奏旅行したときのことを「英語が話せなくてコミュニケーションが取れなかった。でもヴァイオリンを弾くと皆寄ってきてくれる。子どもながらにして、音楽だったら皆と仲良くなれると感じました」と振り返り「今日がきっかけになってヴァイオリンや音楽に少しでも興味を持ってくれる人が一人でも増えたら良い」と語った。生徒会長の石巻顕さんは「日本や海外の曲の演奏が本当に素晴らしくて感動しました」と話した。
大谷さんは4月27日から開催される「軽井沢大賀ホール2019 春の音楽祭」で公演が決まっている。ピアニストのイタマール・ゴランさんと5月3日に共演。料金2000円~。チケットは窓口販売1月30日10時から、電話予約は31日の10時から開始する。TEL0267-42-0055。