軽井沢住民5558名の署名を町長へ

「軽井沢自然景観会議」は9月7日、軽井沢町長へ「皆伐反対」の P1050547.jpg
要望書と5558名の署名を提出した。

軽井沢は新幹線開通後、急激に人口が増加し、住宅向けの土地の
開発が急増。不動産の土地売買は、更地にして売り出す都会のやり方に変わり、町内の緑が消えて行った。自然を保護するための「軽井沢自然保護対策要綱」がありながら、開発のために林が失われて来た現状をストップしようと、住民の間で昨年から署名が行われていた。

「軽井沢自然景観会議」は署名を集めるためにつけたグループ名で、
代表は3歳の時から軽井沢で夏を過ごして来たという映画監督の
羽仁進さん。軽井沢別荘団体連合会や軽井沢文化協会、NPO法人 皆伐写真.jpg
しいある倶楽部、軽井沢BESEA、軽井沢女性会等の会員有志で構成されている。

要望書では、「不動産売買・建設のために土地の樹木を皆伐し、
更地にすることを止める」「不動産売買・建設の際、道路際の樹木は残し、並木道の美しさを壊さない」「『軽井沢自然保護対策要綱』のあいまいな表現(なるべく、望ましい、できる限り等)は止め、いけないことはいけないとはっきり表記する」の3点を要求し、その解決方法を10月末までに回答することを求めている。同会議では、署名の約7割が軽井沢に住所がある軽井沢の住民
(町民、別荘住民)で、約3割が軽井沢が大好きなリピーターたちと報告している。

「軽井沢自然景観会議」代表の羽仁進さんは、「80年以上、軽井沢に来ている。以前は涼しかった
軽井沢が暑くなったのは、緑が減ったことの影響も大きい」と述べ、藤巻進町長は「私の家の庭にも
リスが来る。軽井沢は緑が一級の財産。できる限り緑を残すことを行政としても政策的に色々な面で
頑張っていかなければならない。」と話した。

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