3月23日オープン、駅ナカのテーマパーク しなの鉄道が説明会

180315_01.JPG しなの鉄道は3月15日、整備を進めている軽井沢駅「駅ナカ」のキッズテーマパークと、駅3階の土産エリアの概要を説明した。グランドオープンする3月23日から6月末まで、入園料(大人190円、小児100円)は無料。オープン当日は遊具も無料開放して楽しんでもらう計画だ。

 キッズテーマパークの名称は「森の小リスキッズステーション in 軽井沢」。ホームに隣接する約1400㎡のスペースにウッドデッキを敷いて、遊具や休憩所などを整備する。

 遊具は、3分かけて120mを一周する20人乗りミニトレイン「森の小リスでんちゃ」(1回200円)や、169系車両内をシアターやプラレールで遊べるプレイルームにした「イエローキッズでんしゃ」(1回100円)などを整備。6mの高さからぶら下げたぶらんこやすべり台、旅の安全を祈願するしなの鉄道神社も作った。10軒ある屋台では、鉄道沿線の地域で採れる野菜やフルーツを販売するマルシェを、土日曜、祝日、GW、夏休みを中心に開催する。

 軽井沢駅3階の自由通路に面した物販エリア「しなの屋」は延床面積約120㎡。今まで出店していた信州のお味噌屋さん、信州ハム軽井沢工房、沢屋(ジャム)、荻野屋(釜めし、そば)に加え、桜井甘精堂(栗菓子)、木の花屋(漬物)、パーチベーカリー軽井沢(パン)が出店する。コインロッカーもこれまでの約3倍となる全200台を設置した。
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 駅ナカ開発プロジェクトは、「家族三世代が楽しめる懐かしくて新しい駅」をコンセプトにしたしなの鉄道開業20周年の記念事業。昨年10月には旧軽井沢駅舎記念館を改装してホームと繋ぎ、親子で楽しめる待合室も先行オープンしていた。総事業費は約4億円。年間約20万人の来場を見込んでいる。この日、概要を説明した玉木淳社長は「軽井沢の賑わいの一つとなって、北口にも人が訪れるきっかけの一つになってもらえれば」と話していた。

(写真右上:概要を説明する玉木淳社長。左下:昨年10月先行オープンした駅舎と待合室)

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