冬鳥ジョウビタキの繁殖、軽井沢で確認
冬鳥として知られるジョウビタキの繁殖が、追分で確認された。ピッキオのスタッフ大塚敏之さんが6月3日、散歩中に成鳥のオス、メス各1羽と、巣立ったばかりのヒナを発見し、写真に収めた。
ジョウビタキはスズメほどの大きさで、オスは頭が銀白色で顔は黒色、腹は赤茶色、メスは全体が茶褐色で、翼に白い斑があるのが特徴。10~4月、軽井沢を含む日本各地に飛来する。
ピッキオによると通常、5~9月はロシアや中国東北部などで繁殖するが、長野県内でも2010年頃から塩尻市、茅野市、富士見町などで繁殖が確認されている。軽井沢での繁殖は「私たちの知る限り初めて」だという。繁殖事例が増えいている理由については「繁殖地に何らかの変化があったか、地球温暖化によるものか、はっきりはわからない」と話した。
(写真提供:ピッキオ)
上:ジョウビタキのメス(左)に餌をねだる巣立ちビナ(右)
中:ジョウビタキのオス
下:ジョウビタキの巣立ちビナ