町議会一般質問 「風越学園」について町の見解は?

 2020年の開校を目指す、私立の幼小中一貫校「軽井沢風越学園」について、軽井沢町が2月28日、町議会3月会議一般質問で見解を述べた。寺田和佳子町議の質問に、藤巻進町長、荻原勝教育長が答えた。

 風越学園の設立について、教育長は「肯定的に捉えている。児童の進路の選択肢が増えるのは良いこと」。また、町の教育問題全体に与える影響について問われると「私立幼稚園が3園となり、(既存幼稚園)存続のための特色ある園づくりが急務」。さらに、開校後は「町内7小中高連携協定を結び、協力体制を整えたい。公立・私立の壁を乗り越え、教育の充実に務めていくことが大切」と考えを話した。

 町長は「ISAK(軽井沢の私立の全寮制国際高校)との交流を通して、軽井沢の子どもたちは多くを吸収している。風越学園とも交流を通じ、よりよい部分を吸収できると考える。(学園設立を)追い風にしていきたい」と語った。

 学園は、IT大手の楽天元副社長で、軽井沢町の本城慎之介さんらが、一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団を立ち上げ、風越公園近くで2020年の開校を目指し準備を進めている。

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