「被災地に思いを」震災から6年の歩み伝える写真展 3月11日軽井沢駅通路で
軽井沢町などの地元有志「震災を忘れない」プロジェクトが、東日本大震災から6年を迎える3月11日(10時~15時)、被災地の歩みを伝える写真展を軽井沢駅南北連絡通路で開く。2月17日、9人のメンバーが町内のカフェ「モトテカコーヒー」に集まり展示する写真を選んだ。
写真を見て被災地に思いを寄せるきっかけにしてもらおうと企画。代表の飯塚真由美さんが被災地の訪問を続ける中で撮影した写真をはじめ、被災地の人々と力強いメッセージが一体になった「復興の狼煙ポスター」、岩手県釜石市のNPO「復興カメラ」などから借りた写真全300点の中から、展示する約150点を選んだ。当日は、被災地への応援メッセージを書き込んでもらうコーナーも設ける。
写真選びは、町内の全寮制国際高校インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)の生徒2人も参加。3年生の佐渡亘さんは「東日本大震災を忘れてはいけない。ずっと伝えていくことが大切」。代表の飯塚まゆみさんは「被災地はまだ復興途中。東北の人たちが頑張っている姿を見て、自分も頑張ろうと思ってもらえたら。災害を考えるきっかけにしてほしい」と話した。
3月11日は、軽井沢町社協と地元有志による実行委員会が「大槌町追悼イベント」を軽井沢発地市庭で開催する。軽井沢町が支援、交流を続ける大槌町の関係者のメッセージ上映、追悼キャンドルの点灯式、大槌町の物産販売などを行う。時間は13時半~17時。