浅間山含む全国50火山の活動状況、気象庁HPで毎日更新

161222-03.JPG 気象庁は1221日から、ホームページで全国50火山の観測データの公開を始めた。原則として一日一回、夕方に前日までのデータを更新し、活火山周辺に暮らす住民や登山者らに最新の活動状況や日々の変化を細かく伝えていく。

 これまでは火山ごとに、活動解説資料を月に一回発表していたが、2014年9月の御嶽山の噴火を受け、火山噴火予知連絡会が火山防災情報のわかりやすい提供を提言していた。

 山ごと活動状況に差があるため、掲載するデータは異なる。浅間山は、過去2カ月間(短期)の日ごとの火山性地震(BL、BH、A)の回数や噴煙の高さ、過去15年間(長期)の活動経過グラフを載せた。気象庁火山部の担当職員は取材に「短期と長期のデータを照らし合わせ、最新の状況を理解する一助にしてほしい」と応じた。

 直近で浅間山は2015年6月16、19日にごく小規模噴火。同年6月11日から、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)を継続している。

 気象庁の火山観測データはこちら

塩田家具

関連記事