ウィスラー市長が講演、町長と対談 第5回さわやか軽井沢交流会開催

 軽井沢町は7月30日、「さわやか軽井沢交流会」を軽井沢アイスパークで開いた。

 町民と別荘滞在者の交流の場として毎夏開催し、今年で5回目。軽井沢が保健休養地として発展を始めて130周年を迎えることを記念して、姉妹都市であるカナダ国ウィスラー市のナンシー・ウィルヘルム--モーデン市長が来日。町長との対談と、「世界的リゾート ウィスラー」と題した講演を行った。

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 ウィルヘルム-モーデン市長は、2000年から行っている交換留学事業について、「今後は学生交流を超えて、市・町職員の交流事業へと発展させたい」と話し、藤巻町長が「ウィスラー市のあるブリティッシュ・コロンビア州は林業が盛ん。長野県として、森林事業でも連携できれば」とすると、「林業については何世紀に渡るノウハウがある。知識や情報を交換できれば」と意欲をみせた。講演でウィスラー市長は市政について説明。多くの人がウィスラーを訪れる理由のひとつに豊かな自然を挙げ、住民と野生動物の共生を目指す取り組み「ベアスマートコミュニティー」や、建物エリアの制限、厳格な建築ガイドラインなど環境保全活動について紹介した。リゾート地であり、オリンピック開催地となったことなど市と町の間には共通点が多いとし、「これからも互いに学び合えれば」とした。

 交流会では軽井沢中学校吹奏楽部による演奏や、カーリングの無料体験などが行われ、限定600食で軽井沢産のそばが振る舞われた。

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