建築を学ぶ都内学生 中軽井沢の魅力を発信
国内外の都市計画について調査や研究、提案を行う学生有志団体「デジタルスタジオ」が5月22日、旧ルネッサンスハウス軽井沢で中軽井沢のまちづくりについて意見を交わした。「デジタルスタジオ」を監督する建築家の廣瀬大祐さんが、中軽井沢にある日本家屋を宿泊施設としてリノベーションする計画に参加していることから発足した活動で、同地の魅力を探り、発信するのが目的。「中軽井沢まちづくりディスカッション」と題し、2月に続き2回目の開催で、東京理科大学の学生や地域住民ら約15名が参加した。
大学生からは、外国人観光客と地元住民の交流の場としてマルシェを開催する案が出た。ディスカッションに参加した、インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)の生徒3人は、外国人観光客向けの足湯を中軽井沢に設置するプロジェクトについて発表。廣瀬さんは「長期的な持続可能性を見据えつつ、どんどんチャレンジしてみて」と生徒にアドバイスした。
討論に先がけ、学生が中軽井沢の街を歩いて見つけた食材で、料理を提供する「くつかけプチマルシェ」があった。ハンバーガーや生春巻きを作り、参加者に振る舞った。「この場所ならではの魅力を発信していきたい」と「デジタルスタジオ」代表で東京理科大学4年の藤沼凱士さん。同団体は8月にもマルシェを開催する予定。